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2021年11月26日
学研塾×富士ソフト、「バーチャル学習塾」実現に向け共同実証を開始
学研塾ホールディングスと学研メソッドは25日、富士ソフトと共に、新しいオンライン学習環境(バーチャル学習塾)の実現に向け共同実証を行い、2022年春からサービス提供を予定していることを明らかにした。
この実証では、富士ソフトが開発した仮想オフィス空間「FAMoffice(ファムオフィス)」の技術と、学研の学習塾運営のノウハウを活かして、生徒の学習意欲と競争心の向上につながる仮想学習空間(バーチャル学習塾)の創出を目指す。
「FAMoffice」は、多様化する現代の働き方でも、リアルのオィスで行われていたちょっとした相談や雑談、声掛けなど、一緒に働く一体感を仮想空間上で再現する仮想オフィス空間。
今回の実証では、仮想空間上に対面時と変わらない学習塾環境を再現した「バーチャル学習塾」を開校。教師と生徒は自分の分身(アバター)で通塾して、仲間と過ごす。
教師は授業中に学習意欲が薄かった生徒に対する個別フォローを、生徒は教師への個別質問や仲間との会話などを行い、学習理解を深めたり、他の仲間が頑張っている姿から刺激を受けたりといった体験をする。
これらの体験から学習意欲や競争心を高めるための必須要件を、生徒と保護者へのユーザーリサーチで抽出。実証結果を基に、富士ソフトは新しいオンライン学習サービスを開発し、「FAMschool(ファムスクール)」(仮称)として2022年4月からの提供を目指す。
将来的には、「FAMschool」内での行動データと成績などの学習結果や学習履歴データなどを組み合わせて、テスト結果などからは発見できなかった生徒それぞれの特性の可視化にも挑戦。より的確な指導に結び付けることができる教育プラットフォームを目指す。
富士ソフトのICT分野の技術力・開発力と、学研グループの教育分野のノウハウを融合させることで、子どもたちに最適な学習環境を提供すると共に、両社のオンライン学習領域のDX(デジタル・トランスフォーメーション)を加速させ、事業を強化・拡大していく。
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