2023年1月11日
スプリックス×エジプト教育省、「基礎学力」の定着に向けて覚書を締結
スプリックスは10日、エジプト・アラブ共和国(エジプト)の教育・技術教育省(教育省)と、基礎学力の定着に向けた「MOU」(Memorandum of Understanding:覚書)を締結したと発表した。
同MOUの目的は、同社が開発し、日本を含む世界各国で展開している「TOFAS」などの教育コンテンツを提供することで、「基礎学力」の定着をはかりたいエジプト教育省の想いを具現化すること。
また、教育コンテンツの提供にとどまらず、同社が日本国内で実績を持つ学習塾の運営により、エジプトの子どもたちに貢献することも視野に入れている。今回のMOU締結を経て、両者は協力体制に関する具体的な議論を行う予定。
同社は2020年12月、「スプリックス基礎学力研究所」を設立して、「基礎学力」定着を実現するためのプロダクトとして、学力育成を担うタブレット教材「DOJO」と、学力を評価することにフォーカスした国際基礎学力検定「TOFAS」を提供。
「TOFAS」は、世界27カ国・累計20万人以上が受験。子どもたちの「基礎学力」に懸念を持っていたエジプト教育省も、エジプトの学校に対して「TOFAS」の導入を促進し、2021年11月から今日に至るまでに、1万人以上の子どもたちが受験している。
「TOFAS」の導入で、自国の子どもたちの学力特性の把握や他国との比較が容易にできること、一人ひとりの学力の可視化が「基礎学力」の定着につながることなどを認識したエジプト教育省は、「基礎学力」定着へ向け、より具体的な議論を進めるため、今回、同社とMOUを締結することにした。
MOUの主な内容
・スプリックスは、計算やプログラミングを含む「基礎学力」について、「TOFAS」を軸とした評価・育成を行う。また、教育コンテンツとともに、データ分析結果や学力定着手段もエジプト教育省に提供
・エジプト教育省は、スプリックスが上記事業を展開する際の現地での受け入れ促進、また、事業の許諾や人的リソース、学習塾拠点の確保のサポートなどを行う
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