1. トップ
  2. 企業・教材・サービス
  3. すららネット、「経済危機」スリランカの子どもたちの学習をICT教材で支援

2023年7月24日

すららネット、「経済危機」スリランカの子どもたちの学習をICT教材で支援

すららネットは21日、同社の海外向け算数ICT教材「Surala Ninja!」が、スリランカで子どもたちの支援活動を行う国際的なNGO「ChildFund Sri Lanka」が運営する子ども支援センター9カ所に新たに導入されたと発表した。

これにより同社は、スリランカ各地にある同NGOの合計12センター、約800人の子どもたちに学習の機会を提供。また、今回もタブレットを無償提供し、スリランカの子どもたちの学習環境整備にも寄与した。

スリランカは、新型コロナの感染拡大をきっかけに、主たる外貨の獲得手段だった観光業が打撃を受け、経済危機に陥った。保護者の所得も減少し、現在も大規模な計画停電などで度々休校が続くなど、入学者や通学者数が減少傾向にあり、子どもたちは深刻な学習機会の損失を受け続けている。

また、経済危機の影響でパソコンやタブレットの輸入が規制され、価格が高騰しているため、ICTを活用した学習環境の整備も遅れている。

同NGOでも、学習機会の回復に向けデジタル学習を推進しているが、その最も大きな障壁になっているのがデバイス不足。そこで同社は今回、タブレット45台を無償提供し、学習環境整備の手助けをした。

同社の「Surala Ninja!」は、海外の小学生向けに開発された、インタラクティブなアニメーションを通じて加減乗除の四則計算を中心とした算数を楽しく学べる ICT教材。生徒は自身のデバイスで自分のペースで楽しみながら学習できるのが特長。

同NGOでは、子どもたちの算数力強化を図るために、今年2月から運営する子ども支援センター3カ所で導入していたが、ニューメラシー(数的思考力)向上を目指す同NGO の想いと「Surala Ninja!」の学習効果への期待を背景に、今回、導入を12カ所に拡大した。

同NGOは、1938年に設立され、2021年には24カ国1620万人を支援する大手国際団体に。スリランカでは、子どもたちが成長するために必要な条件を整えるための支援プログラムを通じて、貧困と闘う数万人もの子どもたちとその家族を支援している。

関連URL

すららネット

自律的な学習者への第一歩に 自己効力感の向上 活用事例多数紹介 すらら 活用事例のご紹介
大塚商会
株式会社TENTO

アーカイブ

  • ICT要員派遣はおまかせ! ICTまるごとサポート 詳細はこちら
  • 事例紹介作って掲載します。 ICT教育ニュースの楽々 事例作成サービス