2023年8月8日
理想科学工業、高速インクジェットプリンター314台を福岡市教委員が採用
理想科学工業は4日、福岡市教育委員会が市立の小学校・中学校・特別支援学校、全224校で高速インクジェットプリンター314台を採用したことを発表した。9月から使用を開始する。
福岡市内の学校全体の年間総プリント枚数が約2億枚にも上るため、福岡市教育委員会では、印刷環境の改善を図り、高速・高性能化による教職員の負担軽減、カラー化による学習効果の向上、教育委員会への管理の一元化による事務処理の軽減を実現することが課題となっていた。
理想科学工業は長年、福岡市立の学校の印刷室に導入しているデジタル印刷機「リソグラフ」のサポートを通じて、学校のプリンター活用状況を把握している。これらから分析を行い、「学校の働き方改革」に貢献できる提案をまとめ、様々な学校のプリントニーズに応えるには、高速プリントと印刷後処理加工の自動化が不可欠と結論付けた。
同社は、「学校の働き方改革」に貢献するため、毎分160枚の高速プリンターを中心に、学校向け高速プリンターのラインアップを取り揃えている。環境省が定める「環境に配慮したOA機器調達に関するガイドライン」に基づき、学級数・教職員数などの学校規模によるニーズを満たすプリンターを組み合わせた最適配置を福岡市教育委員会に提案した。
この学校向けラインアップには、環境面に配慮したリユースモデルを含む。リユースモデルは、全国から回収したプリンターを検査・分解・清掃後、消耗部品以外を再利用し、整備した製品。安心して利用できるよう、出荷前には理想科学の独自の基準による品質チェックを実施しているという。
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