2023年8月10日
みんなのコード、プログラミング教育・高校「情報Ⅰ」の実態調査結果を公開
みんなのコードは9日、Google、セールスフォース・ジャパンの支援のもと、日本国内の学校教育でのプログラミング教育・高等学校「情報I」の現状に関する報告書を公開した。
同報告書では、全国の小学校教員1036人、中学校教員1539人、高校教員550人、小・中・高校生とその保護者3000組を対象にアンケート調査を実施したほか、保護者18人にグループインタビューを行い、定性的な調査も実施した。


それによると、「児童・生徒がプログラミングに興味を持った」と手応えを感じる教員が前回調査と比較すると大幅に増加。要因は、プログラミング教育の実施率が増加したため、実践を重ねていくことで児童・生徒の意欲関心も高まり、教員の苦手意識が払拭され、手応えに変わっていったものと考えられる。

高校教員からみた、高校入学時の生徒の中学校段階でのプログラミング教育への理解については、「ほとんどの生徒が理解していない」「一部の生徒が理解している」がそれぞれ4割超で、合わせて9割近い(88.0%)結果になった。


また、高校教員調査の中で、多くの教員が「情報」を担当することに「ポジティブ」と回答したが、2025年から大学入学共通テストに「情報」が新設されることに対しては、81.7%の教員が「不安」を感じていたほか、82.7%の教員が「情報I」全体として「授業時数が少ない」と回答した。

「自分が将来プログラミング関連の仕事に就くと思うか」という設問には、「とてもそう思う」「そう思う」と回答した児童・生徒は、全ての学校種で女子よりも男子の方が多く、「あまりそう思わない」「全くそう思わない」と回答した児童・生徒は、全ての学校種で男子よりも女子の方が多かった。

また、「プログラミングの学習を継続したいか」との設問に、「これ以上に学びたいとは思わない」と回答した割合も、全ての学校種で女子の方が多かった。特に、高校生女子は「これ以上に学びたいとは思わない」が全体の半数を超えた。
【調査概要】
■「小学校教員の意識調査」
調査期間:2023年2月(WEBアンケート)、2023年1月〜2月(対面インタビュー)
調査方法:インターネットリサーチ、および対面インタビュー
調査対象:
・全国の小学校教員1036人へのアンケート調査
・全国の小学校教員6人へのインタビュー調査
■「中学校技術分野教員の意識調査」(全日本中学校技術・家庭科研究会との共同調査)
調査期間:2022年11月〜12月(WEBアンケート)、2023年1月〜2月(対面インタビュー)
調査方法:全日本中学校技術・家庭科研究会の会員へのWEBアンケート、および対面インタビュー
調査対象:
・全国の中学校教員(技術分野)1539人へのアンケート調査
・全国の中学校教員(技術分野)5人へのインタビュー調査
■「高校教員の意識調査」(アシアルの協力)
調査期間:2023年2月〜4月(WEBアンケート)、2023年1月〜2月(対面インタビュー)
調査方法:アシアルの協力を得てのWEBアンケート、および対面インタビュー
調査対象:
・全国の高校教員(情報科)550人へのアンケート調査
・全国の高校教員(情報科)6人へのインタビュー調査
■「子ども・保護者の意識調査」
調査期間:2023年2月(WEBアンケート)、2023年3月(グループインタビュー)
調査方法:インターネットリサーチ、およびグループインタビュー
調査対象:
・小学生、中学生、高校生およびその保護者3000組へのアンケート調査
・小学生、中学生、高校生の保護者18人(3人×6グループ)へのグループインタビュー
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