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2025年8月20日

サイボウズ、不登校の子どもがいる保護者に支援モデル、匿名相談窓口やフリースクールと学校の連携をkintoneで実現

サイボウズのソーシャルデザインラボ(そでらぼ)は19日、不登校初期段階の子どもを持つ保護者に寄り添う新たな支援モデルを提案した。

同提案は、保護者が孤立せず必要な支援につながれるよう、自治体・学校・フリースクールなどをつなぎ、オンラインで相談や情報共有を行える仕組みを、サイボウズの業務改善プラットフォーム「kintone(キントーン)」を活用して構築するもの。国の「COCOLOプラン」では、自治体が地域の支援機関や制度を整理し、保護者が必要な支援にアクセスできる環境整備を進めることが求められており、この方針に基づき、保護者の支援のために現場で即導入できる具体的な仕組みとして設計している。

具体的には、自治体や教育委員会が、匿名で利用可能な「不登校相談窓口」をkintone上に構築する。保護者は名前を出さない方法も選べ、安心して相談でき、学校や専門家とつながることで子どもや家庭に合ったアドバイスが受けられる。

また、フリースクールや支援団体での子どもの活動記録をkintoneで一元管理し、学校側と自動で共有する仕組みを構築する。これにより、保護者は子どもの日々の活動や成長をリアルタイムで把握し、家庭での関わり方に生かせるほか、学校側には活動記録や出席状況が直接共有されるので、従来必要だった連絡や書類作成の負担が軽減される。

そでらぼでは、今回の提案を自治体や教育現場で活用できるよう、今秋にkintoneアプリパックの提供を予定している。また、実証実験の場として、サイボウズが運営するフリースクール「サイボウズの楽校」でも活用し、現場での改善を重ねていく。

政策提案ページ

「サイボウズの楽校」

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