2025年11月25日
大学入試、第1志望合格率は「塾なし」に軍配も、難関大合格率は「塾あり」が圧勝=じゅけラボ予備校調べ=
エンライクが運営する「じゅけラボ予備校」は21日、現在大学生の子どもを持つ保護者1049人を対象に実施した、「大学受験における教育サービスの利用実態と合格した大学に関する調査」の結果をまとめ発表した。

それによると、今回の調査で最も注目すべきは、第1志望大学への合格率。塾や予備校などの教育サービスを利用した子どもの第1志望合格率が55.4%だったのに対し、利用しなかった子どもの合格率は65.2%に達し、実に9.8%も上回る結果になった。
この数字だけを見ると、教育サービスの利用が必ずしも第1志望合格に直結するわけではない、という意外な可能性が示唆されるが、この背景には、受験生がどの大学を「第1志望」として設定しているかという、より本質的な違いが隠されている。
なぜ、教育サービスを利用しなかった層の方が第1志望合格率が高いのか。その答えは、合格した大学の内訳にあった。

教育サービス利用者のうち、第1志望大学に合格した子どもが進学した大学を見ると、「医学部または獣医学部」6.8%、「国公立大学」29.0%、そして「難関私大」(早慶上理・GMARCH・関関同立)12.7%といった、いわゆる難関大学群の合格者を合計すると、実に48.5%に上る。これは、塾や予備校を利用して第1志望に合格した学生の約半数が、最難関レベルの大学に進学していることを意味する。
一方、教育サービス未利用者で同様の大学群に合格した割合は合計で31.5%(医学部1.9%、国公立19.2%、難関私大10.4%)に留まり、両者の間には1.5倍以上の開きが見られた。このことから、教育サービス利用者は、そもそも第1志望として設定する大学の難易度がかなり高い傾向にあり、合格へのハードルが高い挑戦をしていることが、結果として全体の合格率に影響していると類推される。
特に、合格への難易度が高い大学群に注目すると、教育サービスの有無による差はさらに顕著になる。最難関とされる「医学部または獣医学部」への合格者割合では、教育サービス利用者が6.8%なのに対し、未利用者はわずか1.9%で、その差は実に3.5倍以上。同様に、「国公立大学」への合格者割合でも、利用者が29.0%、未利用者が19.2%と、こちらも1.5倍以上の明確な差が見られた。
専門的な知識や高度な問題解決能力が求められる医学部・獣医学部受験や、幅広い科目への深い理解が必要となる国公立大学受験では、独学だけでは対策が難しいのが実情。塾や予備校が提供する専門的なカリキュラムや豊富な情報、そして合格に向けた戦略的サポートが、受験生を力強く後押ししている実態が浮き彫りになった。
一方、教育サービス未利用者の第1志望合格率が高い背景として、彼らが合格した大学の内訳が挙げられる。未利用者のうち第1志望に合格した層では、「その他私大」が44.8%と、群を抜いて最も高い割合を占めている(利用者では32.1%)。
これは、自分の現在の学力や適性を客観的に判断し、より合格可能性の高い大学を「第1志望」として設定する、堅実な受験戦略を取る傾向があることを示唆している。高すぎる目標を掲げるのではなく、着実に合格を勝ち取る戦略が、結果として高い第1志望合格率に繋がっていると考えられる。
この調査は、2025年現在、大学生の子どもを持つ保護者を対象に、8月8日~9月20日にかけてインターネットで実施した。有効回答数は1049人(教育サービス利用475人、 教育サービス未利用574人)。なお、同調査では、私立大学の区分を便宜上、早慶上理・GMARCH・関関同立を難関私大、成成明学獨國武・北里・名城・南山・西南学院・日東駒専・産近甲龍を上位・中堅私大と定義している。
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