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2026年3月18日

オンライン塾、保護者の81.7%が「決め手は送迎不要」 =イード調べ=

イードは17日、同社が運営する情報サイト「ミツカル教育通信」が、オンライン塾の利用経験がある子どもの保護者300人を対象に実施した、「オンライン塾に関するアンケート調査」の結果をまとめ発表した。

それによると、まず、保護者300人に、「現在の子どもの人数」を聞いたところ、「1人」が58.0%、「2人」が35.7%、「3人」が6.0%、「4人」が0.3%だった。

次に、「オンライン塾を利用していた(している)子どもの学年」を聞いたところ、最も多かったのは「中学生」28.2%で、以下、「高校生」27.5%、「小学校高学年(4~6年生)」22.3%、「小学校低学年(1~3年生)」22.0%となり、上級学年の利用がやや多い傾向ではあるが、どの学年にも利用者が分布しているのが分かった。

「オンライン塾の利用期間」を尋ねたところ、最も多かったのは「半年~1年未満」の43.7%で、以下、「1年~2年未満」29.7%、「半年未満」22.3%、「2年以上」4.3%と続いた。利用期間が「1年未満」と比較的短期間は合計で66.0%を占める多数派で、一方の「1年以上」の長期間継続は34.0%と少数派であることが判明した。

また、「オンライン塾を始める前は、子どもにどのような学習スタイルを取っていたか?」と質問したところ、「通信教育を利用していた」34.7%や「家庭学習のみ」20.7%といった、自発的な学習を行っていた保護者が半数強を占めた。自宅という学習環境をそのままに、自己完結の学習では成しえなかった、プロの指導やコーチングを受けられるという塾ならではの学習方法を取り入れる傾向が明らかになった。

「対面の塾に通っていた」30.0%という結果から、受講スタイルの変更に至った保護者も3割ほど見受けられた。

対面塾からオンライン塾に切り替えた保護者に、「送迎がなくなって浮いた時間は、何に使えるようになったか?」と質問したところ、最も多かったのは「自分の趣味や休息の時間にあてられた」35.6%で、その他にも「仕事の時間を確保できた」18.1%といった、保護者自身の時間が増加したという回答が集まった。

「夕食の準備など、家事の時間にあてられた」28.3%や「下の子や他の家族と過ごす時間にあてられた」8.6%と、家庭のための時間が増加したという声も寄せられた。「子ども自身の自由時間や睡眠時間が増えた」9.2%という、通塾に使っていた時間が子ども本人に還元できているという意見も見られた。

また、「オンライン塾になったことで、送迎ゼロ以外のメリットは何かあったか?」と質問したところ、「時間や場所に縛られず、学習スケジュールを柔軟に組める」34.3%が最も多く、全体の3割を占めた。「自宅や全国どこからでも、質の高い授業や評判の良い講師を選べる」16.1%や「授業の録画や資料を、後から繰り返し見直すことができる」10.3%という、学びのレベルや学習方法の選択肢の広さに着目した回答も多く寄せられた。

加えて、「自宅から授業の様子や進捗を確認しやすい」17.0%という保護者から子どもに対する学習サポートの円滑さ、「不登校や登校しぶりなどの子どもでも自宅から学習できる」14.7%や、「他の生徒の目や周囲の環境を気にせず、学習に集中できる」7.7%といった、環境面での利点にも回答が集まった。

これらのことから、オンライン塾を利用するメリットの共通点として「時間と場所の自由度」があげられる。オンライン塾という学習環境は、地域差を無くせるだけでなく、外出や集団に身を置くことに高い負荷を感じている子どもにとっても等しく学習機会を得られる場として、保護者に認識されているのが分かった。

「オンライン塾を検討した際に『送迎が不要になること』は、決め手としてどの程度重要だったか?」と聞いたところ、「重要な決め手の1つだった」66.0%と「それが最大の決め手だった」15.7%を合わせた81.7%が「送迎不要はオンライン塾の決め手だった」と回答した。

一方、「他の理由(料金、授業内容など)がメインで、送迎不要は付加的なメリットだった」14.7%や、「あまり重視していなかった」3.7%と回答したのは少数派だった。

逆に、「送迎がないことで、かえって困ったことや、デメリットに感じたこと」を聞いたところ、最も多かったのは「移動時間がない分、学習モードへの気持ちの切り替えが難しそうだった」43.7%で、全体の4割を超えた。

「塾への行き来がなくなり、子どもの運動不足が少し気になる」13.6%という健康面の問題や、「送迎時にできていた、他の親御さんとの情報交換がなくなった」13.3%、「送迎中に車内でできていた、子どもとの何気ない会話が減った」3.3%といった、保護者間や親子間の交流機会の減少をデメリットであると感じている意見もあった。

一方で、「特にない」25.9%という回答結果から、おおよそ4人に1人がデメリットを感じていないことも判明。環境の変化がないことで、精神面や健康面、対人関係の構築機会の減少といった不安の声もある一方で、オンライン塾利用者の保護者は高い満足度を感じているのが分かる。

この調査は、オンライン塾の利用経験がある子どもの保護者を対象に、2025年11月23~29日にかけてオンラインで実施した。有効回答数は300人。

調査結果の詳細

関連URL

ミツカル教育通信

イード

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