2014年5月13日
トレンドマイクロ/業界別セキュリティ対策 教育業界は全体平均よりやや低い結果に
トレンドマイクロは12日、日本国内企業・組織でのセキュリティ被害と、対策状況の実態を明らかにする調査「組織におけるセキュリティ対策実態調査 2014」を3月に実施し、その結果を発表した。
組織内で実際に発生したセキュリティインシデントや、組織内で実施しているセキュリティ対策について質問した。
これによると、778名の回答者(全体の66.2%)が、2013年の1年間に組織内で何らかのセキュリティインシデントが発生した、と回答した。
また、インシデントを経験した組織のうち53.7%が、そのインシデントをきっかけに、データ破損・損失や社員情報の漏えい、システム・サービス停止といった実害を被っていたことが明らかになった。
「顧客・取引先との関係が悪化した」「賠償問題や訴訟にまで発展した」「株価への影響が見られた」など、ビジネスに大きな影響を及ぼすケースも実際に発生していることがわかった。
セキュリティ対策については、各回答を100点満点(技術的対策60点満点、組織的対策40点満点)換算でスコアリングし、回答者の組織で、技術的な対策と組織的な対策の両側面から包括的なセキュリティ対策がなされているかを検証。
それによると、セキュリティ対策の実態に関しては、回答者全体の平均で58.5点(技術的対策平均37.8点、組織的対策平均20.7点)というスコアになった。
対策度の平均スコアを業界別に見ると、対策実施上位業界から「情報サービス・通信プロバイダー:75.3点」「金融:71.3点」「官公庁自治体:66.1点」と、比較的対策が実現できている業界でも、ベースライン前後のスコアにとどまっている。
「教育」は55.4点で、全体平均よりやや低い結果となった。
下位業界では、「福祉・介護:45.2点」「医療:52.1点」「サービス:52.4点」と、業界別に対策実施度合に開きがあることがわかった。
調査概要
実施時期:2014年3月28日~2014年3月31日
回答者:企業・組織の情報セキュリティ対策に関する意思決定者、意思決定に寄与する立場の者・計1175名
手法:インターネット調査
問い合わせ先
最新ニュース
- CFC、「能登半島地震で被災した子どもの学び実態調査」の結果を発表(2024年11月22日)
- 親が選ぶ子どもに通わせたいプログラミング教育の条件とは? =「プロリア プログラミング」調べ=(2024年11月22日)
- ザクティ、長野県池田工業高校の遠隔臨場体験でウェアラブルカメラが活躍(2024年11月22日)
- 北九州市立大学、高校生向けテクノロジ・イノベーション教育事業「GEEKKイニシアチブ」を開始(2024年11月22日)
- ICT CONNECT21、水曜サロン 安藤昇氏「生成AIで変わる教育の未来」12月4日開催(2024年11月22日)
- 朝日出版社、デジタル・文法指導セミナー「CNN Workbook Seminar 2024」大阪・福岡で開催(2024年11月22日)
- 「未来の学習コンテンツEXPO 2024(冬期)」12月25日開催 企業の協賛案内を開始(2024年11月22日)
- キャスタリア、「ケニアの教育とICTの未来を考える特別セミナー」を開催(2024年11月22日)
- Mulabo!、小学5・6年生対象「親子でプログラミングを体験しよう!」12月横浜で開催(2024年11月22日)
- 教育プラットフォーム「Classi」、「学習トレーニング」機能内に動画を搭載(2024年11月22日)