2014年12月9日
文科省/高校での「同時双方向型」遠隔教育を原則容認
文部科学省は8日、高校での遠隔教育の実施を容認する改革案を、「高等学校における遠隔教育の在り方に関する検討会議」で発表した。
「高等学校における遠隔教育の在り方に関する検討会議」では、離島や過疎地の教員不足を解決するためや、多様な学びを提供するために、有識者たちが、現行の制度で原則として認められていない高校での遠隔教育について議論を重ねてきた。
文科省の改革案では、遠隔教育を、リアルタイムに授業を配信し、双方向のやり取りが可能な「同時双方向型」と、事前収録した授業を視聴して行う「オンデマンド型」の2つに分類。
「同時双方向型」の遠隔授業については、高校卒業に必要となる74単位のうち36単位までを上限に実施を容認する。実施には、配信側の教員が、担当教科の免許を保持し、さらに受信側の教員であることなども条件になる。また、評価は配信側の教員が行う。
現在、不登校の生徒を対象に特例として認められている「オンデマンド型」は、療養や障がいのために通学が困難な生徒も含めるように対象を拡大する。
今後、文科省は制度の改正を実施し、2015年度から遠隔教育の実施を目指す。
関連URL
最新ニュース
- システム ディ、秋田県教育委員会が「School Engine Web出願システム」を導入(2025年12月5日)
- ICT教材「すらら」、不登校支援で導入自治体数・ID数ともに過去最高を記録(2025年12月5日)
- ガイアックス、石川・富山・福井の小中高校に起業家教育の講師を無償派遣(2025年12月5日)
- 計算力は高いのに自信のない日本の子どもたち、小4・中2国際調査からわかった意識と実力のギャップ =スプリックス教育財団調べ=(2025年12月5日)
- 就活生の67.4%が「資格は就職に有利になる」と回答 =Synergy Career調べ=(2025年12月5日)
- 保護者の4割以上が学童保育に「勉強」と「安心」の両立を要望 =NEXERとHokally調べ=(2025年12月5日)
- 大学受験、保護者が最も不安を感じるのは「高3の秋~冬」=塾選調べ=(2025年12月5日)
- テックタッチ、早稲田大学が独自の出張申請システムに「テックタッチ」導入(2025年12月5日)
- 次世代ロボットエンジニア支援機構、「女性エンジニアの増加」目指しロボット・AI教材普及のクラファンを開始(2025年12月5日)
- 小中生向けプログラミング教室「CodeCampKIDS」、Scratchプログラミングコースをフルリニューアル(2025年12月5日)














