2015年11月24日
大阪府立東百舌鳥高校/JAETの学校情報化優良校に認定
大阪府立東百舌鳥高等学校は10月、日本教育工学協会(JAET)の学校情報化認定事業において、大阪府立高校で初めて「学校情報化優良校」に認定された。
東百舌鳥高校では、学校全体の情報化をどこまで進めればよいか、また全体的にどの分野が弱点なのかが客観的に捉えられないとして、2015年1月から正式に運用が始まった日本教育工学協会(JAET)の「学校情報化診断システム」を活用して、自校の情報化の状況についての自己評価を行い、弱点を洗い出して教育の情報化を進めることにした。
その結果、教科指導におけるICT活用のレベルを上げるためには、普通教室のすべてにプロジェクターを常設して教師が利用することが必要だと結論づけ、創立40周年記念事業の一環として同窓会とPTAからの資金援助(675万円)を受けて、2015年8月に全ての普通教室25室に電子黒板機能付きのプロジェクターとApple TV、無線LAN環境を整備した。
また、2015年度パナソニック教育財団に応募した「ICTを活用したアクティブラーニングの実践と評価」研究が特別研究指定校に選ばれたことを契機に、教育の情報化をさらに進め、4月から校内のICT推進組織を立ち上げ、いままでのマルチメディア教室に加えアクティブラーニング教室を新設して、学校全体でICT活用の取り組みを組織的に進めてきた。
教員向けの研修では、ICT活用のメリットを教師に伝えて活用方法の講習を行った結果、9月以降教師の情報機器の利用回数が大幅に増加し、教育の情報化が進んだ。
その結果、学校情報化優良校の条件を満たすレベルに達し、申請が認定されることになったという。
日本教育工学協会(JAET)では,教育の情報化の推進を支援するために,学校情報化診断システムを活用して,情報化の状況を自己評価し,総合的に情報化を進めた学校(小学校,中学校,高等学校)を認定する学校情報化認定事業に取り組んでいる。
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