2016年3月4日
KDDIから中高生のスマホ利用を改善し勉強支援するアプリ
KDDI研究所は4日、心理学的アプローチで、中高生のスマートフォンの長時間利用を改善し、子どもたちの勉強を支援するホームアプリ「勉強うながしホーム」を開発したと発表した。
「勉強うながしホーム」は、フィルタリングといった物理的に制限する従来の手法ではなく、心理学的なアプローチで利用者自らがスマートフォンを適切に利用できるように支援するホームアプリ。
「通常モード」と「勉強モード」の2つのモードを搭載しており、「通常モード」では、適切なスマートフォンの利用に気づきを与え、過度な利用を自ら控えるようにうながす。
「勉強モード」では、勉強に役立つアプリのみを登録しておくことで、スマートフォンが手元にあっても勉強に集中することができる。
利用時間を設定してモードの切り替えが行えるようになっており、過度な利用を抑制する。
また、それぞれのモードで、利用したいアプリを登録することができるほか、利用時間により変化する背景画像やウィジェット、100以上のポップアップメッセージ、スマートフォンの利用時間表示などの”うながしコンテンツ”を表示する。
「勉強うながしホーム」は、アメリカの経済学者Thalerと法律学者 Sunsteinが提唱する”Nudge”の設計思想をもとに、今回、KDDI研究所が独自に再設計し、アプリとして開発した。
なお、KDDI研究所は、KDDIと協力し、6日に、兵庫県猪名川町で開催される第4回猪名川町青少年フォーラム「INAGAWAスマホサミット」で、「勉強うながしホーム」の機能限定版「勉強うながしホーム(猪名川町青少年健全育成推進会議コラボ版)」を提供する。
Android向け「勉強うながしホーム(猪名川町青少年健全育成推進会議コラボ版)」は、Google Playで、6日から公開する。
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