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2016年9月7日

TCU、小学生用ハザードマップ作成支援アプリを開発

東京都市大学(TCU)は5日、知識工学部経営システム工学科の岡 誠講師ほか研究チームが、小学生がハザードマップを作成することを支援するタブレットPC向けアプリケーションを開発したと発表した。

教室でのまとめ作業の様子

教室でのまとめ作業の様子

児童が災害発生時に自主的に安全を確保できる判断力を養成するためのアプリケーション。地図の見方を習っていない児童向けに、地図記号ではなく店舗名などを使用しているほか、各種ボタンを大きく設計するなどの工夫をすることで、児童自らが街の危険や防災情報を登録できるようにしている。

2015年11月から2016年2月にかけて新宿区立愛日小学校で、ハザードマップ作成授業を行い、効用を確認したという。

フィールドワークでは、4年生43名が10グループに分かれ、街を探索するフィールドワークを行い、消火器や消火栓の場所、写真、コメントを登録したハザードマップを担当するエリアごとに作成。続いて各グループの成果を結合した街全体のハザードマップを作成した上で、他のグループが調査した区域についても写真を見て、地図と実際の町の風景を結びつけ、街全体に対する理解を深めた。

ハザードマップ作成について、タブレットPCのアプリケーションを使ったカリキュラムとそれに伴うシステム開発は初めての試みだという。

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