2016年9月24日
高市総務相、前原小でプログラミングを食べる
高市総務大臣は23日、同省が進める「若年層に対するプログラミング教育の普及推進」事業の実施校である、東京・小金井市立前原小学校のICT活用状況を視察した。
プログラミング教育は、2020年から小学校での必修化が決まっており、総務省ではクラウドや地域の人材を活用した、効率的、効果的なプログラミング教育のモデルを実証し、普及させたいとしている。
高市総務大臣は、昨年度までICTの活用がほとんど行われていなかった前原小学校が、今年4月、ICT活用に積極的な松田孝校長が赴任したことで、半年足らずの間に急速に先進校になったことを評価、今回の視察に至ったという。
高市総務大臣ははじめに、原田康徳博士が開発した日本発のビジュアルプログラミング言語「Viscuit(ビスケット)」を使った、3年生のプログラミン授業を児童と一緒に体験。使い方を児童から教わる場面もあった。
総務省の「先導的教育システム実証事業」で採用されている協働学習支援ツール「School Tact(スクールタクト)」を使った、4年生の道徳の授業では、電車内のマナーに関する問題に挑戦。予定時間が過ぎて移動を促されたあとも、「答合わせが気になるから」と、答が発表される電子黒板をしばらく見つめて動かなかった。
昨年の日本e-ラーニング大賞で総務大臣賞を受賞した、英語のオンライン学習システム「EnglishCentral(イングリッシュセントラル)」で動画を使った6年生のスピーキングの授業では、「へぇ、みんなけっこう英語話せるね」と感心していた。
最後に、1・2年の担任教師たちによる「GLICODE(グリコード)」を使った指導方法についての教材研究を視察。自らも「ビスコ」や「ポッキー」「グリコ」など江崎グリコのお菓子を使ったプログラミングに挑戦した。プログラムを実行して上手くいけば、使ったお菓子を食べて良い、というルールに従ってポッキーを食べる場面も見られた。
高市総務大臣は、子どもたちがプログラミングを学ぶことの意義について、「“IoT”や“AI”など新しいサービスや製品が社会を変えようとしている。そんな時代を生きる子どもたちには、プログラミングを学ぶことでサービスの『供給者』に育って欲しいという期待があるが、同時に、良き『利用者』となってニーズを生み出したり、評価したり出来るようになって欲しい」と、プログラミング教育が、未来を生き抜く子どもたちすべてにとって必要だと強調した。また、この日の視察について「子どもたちが楽しみながら取り組んでいるのがとても良かった」と感想を語った。
総務省では今後、関係省庁と連携しながらプログラミング教育の普及推進を加速していくとしている。
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