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2018年5月8日
スタンドアロン型VRヘッドセットで火災避難コンテンツを提供
理経はVRを活用して火災避難を体験できる新製品を開発、7日提供を開始した。
新製品では、避難誘導灯を頼りに自分で避難経路を判断し、非常出口まで避難する一連の流れを、VR空間上で体験することができる。避難誘導灯が見えづらい、煙の濃い場所では低い姿勢で避難するといった、避難時に重要なポイントを体感できる。
同製品は、Lenovo社のDaydream対応スタンドアロン型VRヘッドセット「Mirage Solo」と、Googleのインサイドアウト式モーショントラッキング技術WorldSenseを採用。内蔵センサーカメラで周囲を認識することで、トラッキングポイントを外部に設置することなく、ヘッドセット単体で前後左右に動く、しゃがむ、ジャンプするなどの使用者の動きを6DoF (6 Degrees of Freedom) と呼ばれる高い精度で認識することができる。
これまでのVR体験では、VRセットとPCをケーブルで接続したり、スマートフォンをヘッドセットに装着したりする手間や、周辺の空間にトラッキングポイントを設置する必要があったが、同製品ではケーブルなしで、モーショントラッキング機能も内蔵したオールインワンのVRヘッドセットを採用することにより、手軽にリアリティのあるVR体験を可能とした。
建物内部を実寸大のスケールで再現し、VR空間上を自分の足で歩きながら、誘導灯にしたがって避難口を目指す。前かがみにならないと煙によって周囲の視界が奪われる体験も味わえる。また、スペースがない場所で実施する際には、コントローラによる操作も可能となっている。さらに、同システムをベースとして、建物の内装を自社向けに変更するなどのカスタマイズを行ったり、選択肢を表示させて判断を問うような内容にすることもできる。
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