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2018年10月24日
「第3回全国小中学生プログラミング大会」受賞作品全10作を発表
全国小中学生プログラミング大会実行委員会は、10月21日に「第3回全国小中学生プログラミング大会」の最終審査会・表彰式を開催し、グランプリ・準グランプリをはじめとする受賞作品全10作を発表した。
全国小中学生プログラミング大会は、2016年に、アイデアを表現・発信する手段としてのプログラミングの普及を目的に開始。第3回となる今年に至るまで、併せて400名以上の子どもたちが作品を応募、または関連イベントに参加している。
今回は、夏休み中の開発を想定して募集期間を7月1日から9月5日までとした。結果、北海道から沖縄まで、全282の作品が小中学生から寄せられ、1次・2次審査をへて「入選作品」の10作を決定。10月21日の最終審査会では、制作者によるデモ展示をもとに選考。そして同日の表彰式で、グランプリ・準グランプリなど、各賞に選ばれた以下10作品を表彰した。小学校低学年部門の優秀賞は該当作がなかった。
グランプリは、中学校3年生の三橋優希さんのScratch作品の『つながる。』。タイルをクリックして回転させ、人と人が白い線によってつながるゲーム。大会テーマ「こんなせかいあったらいいな」に対して、「みんながつながることのできる温かいせかいがあったらいいな」との思いで制作されたという。画面の配色やメニューなど十分な理由づけと配慮が行われており、パズルゲームとして完成度が高いだけでなく、オリジナルステージのエディターやそれを共有する「世界のステージ」という画面まで作り込まれている、と評価された。
<各賞受賞作品>

河口洋一郎審査委員長は、総評として「審査員一同熱気のあるミーティングをやりました。プログラミングは子どもたちに未来の夢と希望を与えるものです。これは確実なものです。とくに、今日の受賞者の10点は、去年までの流れと違っていました。たぶん、もうすぐ学校でのプログラミング教育がはじまりますが、この授賞式というのはその今後を占うようなものになったと思いました。していいえば、小学校低学年の子たちの応募が少なかった。小学校低学年には、高学年や中学生とは違った未来が見えると思います。ぜひみなさんも、サイエンス、テクノロジー、 そして創造性を頑張っていただければ、日本の未来は明るいと思いますので期待しています」とコメントした。
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