2015年10月28日
アディッシュ/スマホでいじめの匿名通報ができる新サービス開始
アディッシュは27日、サービス開始以来総計3800校に導入実績を持つ、ネットいじめ対策事業スクールガーディアンで、子どもたちがスマートフォンでいじめの匿名通報ができる新サービス「Kids’ Sign(キッズサイン)」を発表し、スクールガーディアンのサービス導入校向けに無料で提供を開始した。
今後、先行導入校の声をもとにサービスの改善を実施し、来年4月以降、正式版として有償での提供を予定している。
政府による2014年発表の統計調査において、小学生~高校生までのスマートフォン所持率は56.8%という結果が報告されている。2012年調査の5.7%から2年間で約10倍に増加しており、高校生に限定すると現在80%の生徒がスマホを所持している(*1)。また、並行してSNSやコミュニケーションアプリが増加・普及したことで、いじめが生じる場面にも変化が見えてきた。
これまで、基本的にいじめは学校で起きており、学校の外には家庭などの逃げ場が存在していたが、いじめはリアルな場所からコミュニケーションアプリやSNSといった、子どもたちが常に所持しているスマートフォンへと場所を拡大。
特に コミュニケーションアプリで行われるいじめは、人目に触れることなく、 時間に制限もないため、生徒は1日中いじめの恐怖から逃げることができない。
スクールガーディアンは、このようなクローズドな場所で行われるいじめの実態を把握し、解決に導くため、子どもたちがいつでも匿名でいじめを通報できる新サービスをリリースした。
*1:「平成25年度 青少年のインターネット利用環境実態調査 調査結果(速報)」(2014年2月内閣府発表)
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