2017年2月24日
家庭学習に成果、東京都福生市が小3全員にiPad貸与
東京都福生市は、iPadを市立小学校の3年生全員に貸与し、個別学習や持ち帰り学習に活用していくと発表した。同市は、個別学習用ドリルソフト「やるkey」を搭載したiPadのセルラーモデル、450台を、9月を目処に整備する。
福生市は、慶應義塾大学、凸版印刷と連携し、2015年度から、小学校3年生の算数を対象に、タブレット端末の家庭学習などでの活用が学力に与える影響について効果検証を行ってきた。
検証では、タブレット端末を持ち帰り、個別学習用ドリルソフトなどを使って学習を行うことで、児童の学力に応じた学習機会を増やすことができ、習熟度の改善に高い効果を発揮したという。
具体的には、学力テストの偏差値が1.6ポイント上昇したほか、家庭学習の時間が15分伸びる、学習目標効果で「より評価を得たい」傾向が強くなるなどの効果が得られたという。
福生市は今後、「やるkey」を使った家庭学習に加え、インターネットを活用した調べ学習、カメラ機能を活用した体育などタブレット端末の特長を生かした授業などを展開し、基礎学力の定着や学力の向上を図っていく。
関連URL
最新ニュース
- 豊中市、小学校提出書類をデジタル化、教育DXで保護者の負担軽減と事務効率化へ(2025年12月22日)
- 東京都文京区、闇バイトを擬似体験するゲーム「レイの失踪」で区民向け情報リテラシー教育(2025年12月22日)
- 教員の学ぶ機会と生活の保障に関する教職員アンケート結果を公開 =School Voice Project調べ=(2025年12月22日)
- 中高生の学習スタイル、約6割が「オンラインでつながる仲間の存在が受験勉強の支えになる」 =ベネッセコーポレーション調べ=(2025年12月22日)
- 家庭学習で「デジタルデバイス上への手書き」を行う中高生は約3割 =コクヨ調べ=(2025年12月22日)
- 大学受験期のクリスマス、6割以上が「特別なことは何もしなかった」 =Studyplusトレンド研究所調べ=(2025年12月22日)
- 子どものスマホ利用 約半数の家庭が「ルールを決めていない」=LINEヤフー調べ=(2025年12月22日)
- 受験期に親が抱えるプレッシャー、子どもの成績より体調管理や金銭面の不安が上回る =明光義塾調べ=(2025年12月22日)
- Biz Hits、文系出身者に聞いた「文系におすすめの職業」ランキング(2025年12月22日)
- 英語を使う業務歴3年以上のビジネスパーソンの英語学習方法は「AI英語学習アプリ」=アイキューブ調べ=(2025年12月22日)











