2013年10月7日
インテル/Arduino との連携を発表
インテル コーポレーションCEOのブライアン・クルザニッチは3日、製作者や教育関連のコミュニティーで広く利用されているオープンソースのハードウェア・プラットフォームを開発する Arduino(*1) LLCと連携すると発表した。
クルザニッチは同時に、インテルアーキテクチャーを採用した初の Arduino 互換開発ボード製品となるインテルGalileo 開発ボードを公開した。
Arduino 互換の開発キットやソフトウェア・プログラミング・インターフェースを利用することで、芸術家やデザイナー、DIY 愛好家など技術にあまり精通していない人々でも、インタラクティブなモノや環境を容易に作れる。
インテルと Arduino コミュニティーは、広がる製作者のコミュニティーに向けて、インテル Galileo 開発ボードを基にインテルのテクノロジーの持つ性能や拡張性、可能性を備えた将来の製品の実現に向け緊密に連携する。
この一環として、クルザニッチは、今後 1 年半にわたり、インテルGalileo 開発ボード 5 万枚を世界中の大学 1000 校に寄贈すると発表した。
インテルはすでに、世界各地の大学 17 校と、インテルGalileo開発ボードを利用したカリキュラムの構築に着手しており、教育分野での取り組みを通じて、インテルテクノロジーの性能・機能を多くの教育者や学生が利用できるようにするという。
インテルでは、協業する大学が今後数カ月内でさらに増えると見込んでいる。
(*1)Arduino は、エレクトロニック・プロトタイプの製作を容易にすることを目的として 2005 年に始まったオープンソース・ハードウェア・プラットフォームのコミュニティー。Arduino は開発者やエンジニアではない普通の人が技術知識がなくてもインタラクティブな製品を作ることを可能にする。Arduino のエコシステムは、安価で簡単にマイコンのプログラミングを学ぶことができる小型電子ボード、ボードのプログラムに必要なフリーのソフトウェア、そして活気に満ちたコミュニティーという 3 つの異なる要素から成り立っている。
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