2016年5月12日
西条市がICT活用で学力テスト5.3ポイント増、校務は96.2時間短縮
愛媛県西条市は11日、西条市立神戸小学校をモデル校に取り組んできたICT教育の取り組みに関する成果を、「小中学校ICT教育推進事業報告書」としてまとめ、市のホームページで公開した。
西条市は、2013年、日本経済団体連合会による「未来都市モデルプロジェクト」の実証地域に選定されたことをきっかけに、神戸小学校をモデル校としてICT環境を整備し、実証実験を開始した。
2013年度、2014年度は、電子黒板、校務支援システム、ICT支援員を利活用した2年間の実証実験を実施。一定の成果が確認できたことから、全校での展開を決定している。
2015年度からは、タブレット端末40台を導入し、21世紀型スキルの習得、学び合い時におけるICTの有用性について検証を進めてきた。
「小中学校ICT教育推進事業報告書」では、西条市が年1回実施している標準学力テストの結果(国語・算数)を、ICT教育実施前の2012年と実施2年目となる2014年で比較。
実施前の2012年と比べ、2014年の結果は、「考え方」の項目で1.1ポイント増、「表現処理」で2.9ポイント増、「知識理解」で3.7ポイント増、総合値では5.3ポイントの上昇となった。
また、校務の効率化についても、一人当たり年間で96.2時間もの校務にかかる時間の短縮が図られた。さらに、校務支援システムの活用で子どもたちと向き合う時間が増えたか、教員に質問をしたところ、「増えた」という教員が24%、「どちらかといえば増えた」が62%に上った。
報告書では、そのほかに実践例などを紹介している。
関連URL
最新ニュース
- iTeachers TV 2022 夏休みスペシャル 夏休み特別企画 3ミニッツ祭り (第1回)(2022年8月10日)
- 実社会見据えた汎用スキル育成、Chromebook でできることは他の端末でもできる! / 近畿大学附属広島高等学校・中学校東広島校(2022年8月10日)
- 学研、12年ぶりの復刊第1号『学研の科学 水素エネルギーロケット』発売後即重版(2022年8月10日)
- マウスコンピューター、四国大学の「TAG-RI-BA STUDIO」にゲーミングパソコンを協賛(2022年8月10日)
- ICT教材「すらら」「すららドリル」、経産省「EdTech導入補助金」に追加採択(2022年8月10日)
- 文京学院大学、「ブレイキン&大学の魅力を追求 スペシャルトークセッション」公開(2022年8月10日)
- 厚生労働省、「こころの宅配便【第2便】」は摂食障害(2022年8月10日)
- すららネット、無料オンラインセミナー「学校現場のトランスフォーメーション」17日開催(2022年8月10日)
- ワオ高校、キャリアデザイン講義「中高生でも社長になれる!」開催(2022年8月10日)
- 日本IMS協会、「IMS Japan Conference 2022」25~27日にオンライン開催(2022年8月10日)