2016年5月16日
NIYE調べ、挨拶できる子どもほど携帯・スマホに距離をおいて利用
国立青少年教育振興機構(NIYE)は、「青少年の体験活動等に関する実態調査」の結果をWebで公開している。調査対象は、公立小学校1年から3年生の保護者と、公立小学校4年から6年生とその保護者、公立中学校2年生、公立全日制高校2年生。実施時期は2015 年2月から3月。
青少年の体験活動や生活習慣等の現状や経年変化に加えて、家庭でのしつけや子どもにかかる学校外の教育費、携帯電話・スマートフォンの利用状況等に注目し、青少年の体験活動や意識等との関係について分析したもの。
それによると、自然体験や生活体験、お手伝いといった体験が豊富な子どもや生活習慣が身についている子どもほど、自己肯定感や道徳観・正義感が高くなる傾向があると分析。
携帯電話・スマートフォンの利用状況等と青少年の体験活動や生活習慣との関係については、買い物やそうじ、料理など家のお手伝いをよくしている子どもや、あいさつや身の回りのことを自分でできる生活習慣が身についている子どもほどスマートフォンが気になったり、操作することが少なくなる傾向がみられるという。
また、携帯電話・スマートフォンの使用の現状については、子どもの学校以外の教育費が高い家庭ほど、子どもが携帯電話・スマートフォンを所有している割合が高くなる傾向がみられる。携帯電話・スマートフォンの利用時間については、学年が上がるにつれて「3時間以上」の割合が高くなり、高校生になると2時間以上利用している割合が5割を超えるという結果となった。
問い合わせ先
国立青少年教育振興機構 青少年教育研究センター
kenkyu-soumu@niye.go.jp
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