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2017年2月24日

家庭学習に成果、東京都福生市が小3全員にiPad貸与

東京都福生市は、iPadを市立小学校の3年生全員に貸与し、個別学習や持ち帰り学習に活用していくと発表した。同市は、個別学習用ドリルソフト「やるkey」を搭載したiPadのセルラーモデル、450台を、9月を目処に整備する。

福生市は、慶應義塾大学、凸版印刷と連携し、2015年度から、小学校3年生の算数を対象に、タブレット端末の家庭学習などでの活用が学力に与える影響について効果検証を行ってきた。

検証では、タブレット端末を持ち帰り、個別学習用ドリルソフトなどを使って学習を行うことで、児童の学力に応じた学習機会を増やすことができ、習熟度の改善に高い効果を発揮したという。

具体的には、学力テストの偏差値が1.6ポイント上昇したほか、家庭学習の時間が15分伸びる、学習目標効果で「より評価を得たい」傾向が強くなるなどの効果が得られたという。

福生市は今後、「やるkey」を使った家庭学習に加え、インターネットを活用した調べ学習、カメラ機能を活用した体育などタブレット端末の特長を生かした授業などを展開し、基礎学力の定着や学力の向上を図っていく。

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