- トップ
- STEM・プログラミング
- 小学2年生が「ラズパイ+Scratch」でIoT体験に興奮
2017年5月26日
小学2年生が「ラズパイ+Scratch」でIoT体験に興奮
学習用のビジュアルプログラミング言語として圧倒的なシェアーを誇る「Scratch」。子どもたちの興味を喚起しながら、プログラミングを使ってあらゆる教科の学びの課程に活用することができる。スーパープログラミング学習ツールである。
しかし、残念ながら「プログラミング教育用ロボット」のような、プログラミング結果を実在の世界で検証することができない。プログラミング通りにいかない、現実世界を実感することができない。
そのScratch(PC)にRaspberry Pi(ラズベリー パイ=ラズパイ)とセンサーボードを繋ぐと、あたかも、IoTの一部になったようにPC中のプログラミングと実世界が連動する。
みらいスクールが運営するGifte!(ギフテ)とオンライン学習のShareWis(シェアウィズ)が提供する「ラブベリーパイの電子工作スクール」では、「ラズパイ+Scratch」で様々な体験を提供している。
この日のテーマは、センサーボードをつないで、「音や明るさセンサーを使ったゲームをつくる」。
音センサーでは、自分の声の「大・中・小」や手や机を叩いたりして、Scratchのステージに表示される「監視板」の数値をチェック。
続いて、Scratchでねこがネズミを追いかけるプログラミング。小学校2年生で、僅か2度目の教室にもかかわらず、すでにScratchのブロック操作は問題ない。ネズミが嫌いだという子は、「ねことネズミ」を「コウモリと鳥」に変更して動かしている。
追いかけるプログラミングができたところで、今度は動きのスピード加減を自分の声の強弱で調整するプログラム。センサーに大声で叫ぶと、ネズミは目にも留まらぬ速さで動き回り。小声にするとゆっくり動く。子どもたちは、限界を求めて大声で叫び続けるから、大変な騒ぎ。
次は、明るさセンサーを使って昼と夜を切り替える「そらのかみさま」。明るいときはScratchの画面が昼の世界で、暗くなったら夜の世界にかわる。
こちらもはじめに、明るさがセンサーでどれくらいの数値になるか確認する。「何もしない」「手で隠す」「部屋の明かりを消す」と、調べたところで外光があるのに気づいた子が「ブラインド閉めて」と要求する。必死で手で
隠し「2」という最小数値を記録した。ちなみにこの子は、部屋の明かりが付いていても「4」という驚異的な数値を記録。
PC内だけでなく、外の世界と繋がったことで、子どもたちは画面の中だけでは感じられない「実体」を伴う興味をかき立てられているようだった。
関連URL
最新ニュース
- オーディーエス、2024年度の鳥取県GIGAスクール運営支援センター業務を受託(2024年4月19日)
- AmbiRise、電子請求サービス「Haratte」の導入で釧路市の学校・教委の支払業務が85%削減(2024年4月19日)
- 子育て環境、8割の保護者が「地域間格差がある」と回答、特に「子育て施設・設備」で実感 =トラストバンク調べ=(2024年4月19日)
- 小中学生の60%が「新学期に学校に行きたくないと感じたことがある」=ニフティ調べ=(2024年4月19日)
- 保護者の6割以上が子どもの自主学習をサポートしている=明光義塾調べ=(2024年4月19日)
- 国公立大学現役合格者の勉強時間、高3で休日6時間以上が48.6% =じゅけラボ予備校調べ=(2024年4月19日)
- 東京理科大、「デジタル人材」を育成する学部・学科を2026年4月に新設(2024年4月19日)
- 東京経済大学、高校生向けのオンライン講義「東経大ライブ」26日から全10回配信(2024年4月19日)
- 東京大学とNTT東日本、地域循環型社会の実現に向け産学協創協定を締結(2024年4月19日)
- 国立高等専門学校機構、「第3回 高専GIRLS SDGs×Technology Contest(高専GCON2024)」開催(2024年4月19日)