2017年6月14日
デジハリ、ホロス2050未来会議のレポートを公開
デジタルハリウッド大学大学院は13日、同社が協賛する「未来・予測・創造プロジェクト」ホロス2050の「第2章 人工知能の現在/COGNIFYING」の模様を報告した。
ホロス2050未来会議「第2章 人工知能の現在/COGNIFYING」は6月2日に行われた。ディスカッションのテーマは「どうすれば人間はもっと人間らしい仕事に集中できるのか?」。
元Google米国本社副社長兼Google Japan代表取締役社長の村上憲郎氏と、東京大学大学院情報学環教授兼ソニーコンピュータサイエンス研究所の暦本純一氏を迎えて、ケヴィン・ケリーが著作『インターネットの次に来るもの』の第2章COGNIFYING (認知化していく) で述べている「ロボットのおかげで、われわれはもっと人間らしい仕事に集中できる」という言葉を手がかりに、人工知能の発達とロボット化の進展によって、ますます多くの人が失業し、貧富の差が広がっていってしまうのか、そして、どうすれば貧富の格差を是正し、多くの人が「非人間的な仕事」から解放され、「本当に大切な仕事」に集中できる未来社会を創っていくことができるのかが模索された。
まずは『インターネットの次に来るもの』に記されたAIの定義を全員で共有し、AIと対抗するのではなく協働していくことがこれからの人間の評価軸として定着するだろうとの前提のもとに、ゲストによるスピーチとディスカッションが行われた。
パネルディスカッションでは、粘菌のネットワークを例としたAIの多様性や、フォーマットが1世紀以上不変である教育がAIによってどう変わるかなどの意見が発表され、AIを人間とは異なる知性を持った概念ととらえ、この新しい仲間との出会いを大切にし、これからの社会をデザインし直すことが必要になるのではないかとの提案がなされた。
未来会議「第3章 コンテンツ産業の変容/FLOWING (流れていく)」は、7月18日に開催される。
「第3章 コンテンツ産業の変容/FLOWING」の概要
開催日時:7月18日(火)19:30~21:00(受付開始 19:15)
開催場所:デジタルハリウッド大学大学院 駿河台キャンパス3F 駿河台ホール [東京都千代田区神田駿河台4-6 御茶ノ水ソラシティ アカデミア 3F]
料 金:
■ホロス2050未来会議参加費
一般 前売り4000円/当日4500円
学生 前売り1000円/当日1500円
■ホロス2050会員費
個人会員 年会費5万円
法人会員 年会費10万8000円(税込)
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