2017年12月4日
DSC、「デジタル文具白書2017」を公開
デジタル文具の普及や市場の発展を推進するDSC (デジタル ステーショナリー コンソーシアム インク) は1日、米Jon Peddie Researchの協力のもと、今後成長が見込まれるデジタル文具市場における新たなビジネス機会と、デジタルインク技術がもたらすイノベーションと可能性に関するレポート「デジタル文具白書2017」を公開した。
それによると、大企業からスタートアップ、学術研究機関、非営利組織、老舗の文具メーカーまで、業界の枠を越えてデジタル文具に関する取り組みが進んでいる。例えば、デジタルペンとインクで生み出されたコンテンツをAI、AR (拡張現実)、VR (仮想現実) などと組み合わせて活用することも可能になろうとしている。AIにデジタルインクの画像や単語から意味を汲み取って解釈させることも研究されており、このような「意味づけ」によって同じ綴りでありながら意味の異なる英単語を区別したり、言葉を文脈とともに捉えて時系列を推測し、予定表に反映することなども可能となるとしている。
またVRにおいては、スケッチ、描画、手書きなどの機能を備えたVRベースのデジタル文具ソリューションも可能になるほか、現実の画像にVRデータを重ねて表示するARにおいても、デジタルインクを使って革新的なソリューションが開発されるだろうという。
DSCは、デジタル文具市場がもたらす未来の可能性を探りながら、現在の想像を超える次世代のデジタルペンとインクのイノベーションを、広く市場全体で享受できる環境の実現を目指していきたいとしている。
関連URL
最新ニュース
- MetaMoJi、リアルタイム学習支援サービス「MetaMoJi ClassRoom 3」に「メタモジドリル」を搭載(2025年12月12日)
- SDT、静岡県磐田市で生成AI活用した「子育て分野」チャットボットの実証実験開始(2025年12月12日)
- さつき、離島で遠隔授業 島根県教委員に電子黒板「ミライタッチ」を導入(2025年12月12日)
- ラインズ、神奈川県秦野市が全児童ホームで入退室管理システム「安心でんしょばと」導入(2025年12月12日)
- 1位は「高」、Z世代が選んだ「今年の漢字」&「2026年やりたいこと」ランキングを公開 =MERY調べ=(2025年12月12日)
- Z世代の漢字離れを検証、漢字の読みが難しい“難漢”大学ベスト10を発表 =嘉悦大学調べ=(2025年12月12日)
- 大学受験生への声掛け、53.5%の親が「ねぎらいや体調を気遣う言葉で」と回答 =塾選調べ=(2025年12月12日)
- 郁文館高校、中3生向け「都立自校作成型オープン入試」を2月14日に実施(2025年12月12日)
- バッファロー、札幌第一高校へのマルチギガネットワークの構築事例を公開(2025年12月12日)
- 富士フイルムシステムサービス、ICT活用に向け大阪教育大学と包括連携協定を締結(2025年12月12日)













