2017年12月27日
水中ロボット調査によって琵琶湖の湖底から古代の土器を発見
立命館大学は26日、水中ロボット調査によって琵琶湖の湖底から古代の土器を発見したと発表した。
同大学文学部の矢野健一教授、総合科学技術研究機構の熊谷道夫教授らは、今月14日に水中ロボットを使って、滋賀県長浜市の葛篭尾崎 (つづらおざき) 湖底遺跡探査を行い、飛鳥時代から奈良時代に製作された土師器 (はじき) の甕と推定される完全な形の土器を、水深71.5メートル地点で発見して映像の撮影に成功した。これは発見地点の座標を特定する最深地点での映像となり、学術的に貴重なものだという。
同調査は、立命館大学、びわ湖トラスト、いであ、TBSテレビが協力して実施された。遺跡が水深70メートル付近まで及ぶことや激しい水流の影響を受けることから、人間による潜水調査がきわめて困難であるため、いであが所有する水中ロボットを活用して行われた。
調査は2010年から2017年にかけて16回行われ、従来確認されていなかった7地点で湖底に沈む土器を数点発見し、その映像を取得してきた。湖底から土器が発見される理由は解明されておらず、謎となっている。
今後、研究グループでは、水中ロボットが至近距離で撮影した画像を画像処理技術によって精細化することや、調査水域・調査方法の拡張、出土土器の湖成鉄の詳細な分析を進めていくことを予定している。
最新ニュース
- 出雲市社協、ひきこもり・不登校の子どもと保護者を支える第3の居場所「サードプレイスMAP」を公開(2025年2月12日)
- 高騰する大学進学費用、受験生の親の9割以上が「家計の見直し」を実施 =武田塾調べ=(2025年2月12日)
- 相模原市、「ロボット大集合!inアリオ橋本2025 with ROBO-ONE」15日・16日に開催(2025年2月12日)
- ソフトバンクロボティクスと大修館書店、「データサイエンスと探究、そしてDXハイスクールでの探究」24日開催(2025年2月12日)
- 朝日出版社、「CNNのニュースを使ったデジタル活用とリスニング指導の実践と理論について」3月開催(2025年2月12日)
- DMM.com、「オンライン英語学習で中高の英語授業が進化する!」3月31日開催(2025年2月12日)
- IssueHunt、サイバーセキュリティカンファレンス「P3NFEST」の登壇者とハンズオン講師を発表(2025年2月12日)
- JTB、中高生が観光や地域活性化をテーマとした探究成果のコンテスト「未来探究祭」Final STAGEを23日開催(2025年2月12日)
- ELSI大学サミット「AIを中心とした倫理的、法律的、社会的課題の取り組みを産学官が発表」3月開催(2025年2月12日)
- 聖学院高校、生徒・保護者・教職員・協力企業など対象に学習成果発表会を22日開催(2025年2月12日)