2018年7月2日
総務省、「地域ICTクラブ」の採択候補19件を発表
総務省は6月29日、「地域におけるIoTの学び推進事業」に係る企画案の公募を行い、外部有識者による評価会の結果を踏まえ、採択候補(19件)を決定したと発表した。
当事業は、地域で子ども・学生、社会人、障がい者、高齢者等がモノづくり、デザイン、ロボット操作、ゲーム、音楽等を楽しく学び合う中で、プログラミング等のICTに関し世代を超えて知識・経験を共有する仕組みとして、「地域ICTクラブ」を展開するもの。
採択候補は以下の19件。
*地域・協議会名(代表団体名)
*事業概要 (1)内容、(2)実施地域
・北海道 十勝EdTechコンソーシアム(学校法人帯広コア学園)
(1)地場産業(大規模農業、牧畜業)の後継者となるICT人材の育成
(2)十勝地区(更別村、帯広市など)
・北海道 北海道ICT人材育成協議会(一般社団法人オープン教育研究所)
(1)道立高校及び道立特別支援学校における産官学ICT学習機会の創出
(2)札幌市、岩見沢市など
・青森県 三戸地方未来塾 (三戸町)
(1)自治体の支援による、地域住民、企業と連携した農山村モデルの構築
(2)三戸郡三戸町など
・群馬県 ぐんまプログラミング教育推進協議会 (株式会社上毛新聞社)
(1)大学・専門学校を拠点にした地域資源活用モデル、ICT検定の創出
(2)前橋市、高崎市、太田市・桐生市
・東京都、埼玉県 こどものミライ協議会 (株式会社D2C)
(1)大学等と地場産業(製造業)が連携した継続性のあるモデルの構築
(2)大田区、狭山市
・埼玉県 新座IoTの学び推進協議会 (特定非営利活動法人新座子育てネットワーク)(1)障害者・高齢者・児童が集う福祉施設等でICT活用の住民意識を醸成
(2)新座市
・東京都、神奈川県 ヒラメキICTクラブ (一般社団法人全国中学校理科 教育研究会支援センター)
(1)教員OBの経験を活かし、学校の外部支援組織と連携したモデルの構築
(2)品川区、八王子市、武蔵野市、横浜市神奈川区
・神奈川県 つづきIot学習推進協議会 (特定非営利活動法人I Loveつづき)
(1)高齢者による、手芸など女性・女児も興味を持てるモデルの構築
(2)横浜市都筑区
・神奈川県 かながわICTクラブ運営協議会 (株式会社教育ネット)
(1)高校生メンターのバッチ制度創設、子ども食堂やファブラボとの連携モデル構築
(2)横浜市都筑区・中区・神奈川区、南足柄市
・長野県 長野ブートストラップ少年団運営協議会(株式会社アソビズム)
(1)自治体が地元大学等との連携モデルを構築し、ICT企業誘致を目指す
(2)長野市
・石川県 加賀市地域ICTクラブ推進協議会 (加賀市)
(1)障害のある人も含め全ての人が一緒にICTを学び合える環境の構築
(2)加賀市
・福井県 福井県こどもプログラミング協議会 (一般社団法人福井県情報システム 工業会)
(1)越前がにロボコンを中心とする福井県全域プログラミングクラブ創設プロジェクト
(2)福井県全域
・静岡県 川根本町地域ICTクラブ推進協議会 (川根本町)
(1)自治体を中心に、地域住民と連携した農山村モデルの構築
(2)榛原郡川根本町
・奈良県 三郷町ICT学び推進協議会 (三郷町)
(1)サテライトオフィスを拠点にした地域住民による運用モデルの構築
(2)生駒郡三郷町
・広島県 MIHARAプログラミング教育推進協議会 (一般社団法人RoFReC)
(1)クラブ活動を通じた商店街のにぎわい創出に資するモデルの構築
(2)三原市
・愛媛県 モックアップ内子協議会 (株式会社武田林業)
(1)「木育×プログラミング教育」で中山間地域のIoT教育モデルを構築
(2)内子町
・佐賀県 志田林三郎ICTクラブ (株式会社オプティム)
(1)産業・生活を豊かにするICTの利活用を実現するモデル構築
(2)多久市、佐賀市
・長崎県 島原地域ICTクラブ推進協議会 (株式会社ケーブルテレビジョン島原)
(1)視覚障害児も使える教材を用いて全ての児童が一緒に学ぶモデルの構築
(2)島原市
・鹿児島県 鹿児島県地域ICTクラブ推進協議会 (ライフイズテック株式会社)
(1)離島と本土で遠隔連携し、自走化・活性化を目指したモデルを構築
(2)徳之島町、霧島市
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