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2019年3月7日

東洋館出版社、教師のための「働き方改革」提案本を刊行

東洋館出版社は6日、現役小学校教諭である江澤隆輔氏による著書『教師の働き方を変える時短 5つの原則 40のアイディア』を、3月9日に刊行する。現在広く問題になっている、教師の長時間労働を解消するための提言と、具体的な対応策を盛り込んだ1冊だという。価格は、Kindle版、紙版ともに1944円。

Amazonの解説

近年、教師の多忙な状況が広く知られるようになってきた。連合総研が行った調査結果によると、小学校教員の7割強、中学校教員の9割が過労死ラインに達しているという。 朝から子どもを迎え、日中は授業や児童対応、放課後は会議や授業準備、保護者対応、クラブ活動や部活動と、休む間もなく朝から夜遅くまで子どものために、多くの教師が尽力している。

一方、「長時間働いている=いい先生」という考え方が、学校には色濃く残っている。「いつも夜遅くまで職員室に残っている」「土日もクラブ活動や部活動にがんばっている」といった教師の熱意や働きは評価されるものの、「夜遅くまで職員室に残ってこそ」「土日も部活をやって当然」といった風潮もあるようだ。

こうした状況の一方で、学校という組織は、業務改善・効率化の波が十分浸透していないといえない。保護者への連絡や教職員同士の会議での配付物など、いまだに紙文化が根強く残っており、ICTの導入も多くの学校では不十分な状況だ。教育機関としての機密性や制限はあるものの、組織として効率化・時間改善を行う余地が多く存在するという。

今後の教師は「自分がどのように働き、どのような教師を目指していくのか」を考える必要がある。そのための1つの提案が、本書が大事にする「効率的に働き、子どもの学びを効果的にするための時短」。本書に記した、そのための提言や、具体的な提案・アイディアをぜひ参照して欲しいとしている。

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