2019年9月10日
凸版印刷と日本体育大、トップアスリートの動作解析データで最適指導
凸版印刷と日本体育大学は9日、世界初となるトップアスリートの動作解析データを基に個人に合わせた最適な動作トレーニング法を提供する「標準動作モデルを用いたループ型*1動作トレーニングシステム」の共同研究を開始すると発表した。本共同研究により、子どもから高齢者まであらゆる世代におけるスポーツ愛好者や競技者の運動能力向上と健康増進の実現を目指すという。
本共同研究は、日体大大学院体育科学研究科 阿江通良教授が開発したスポーツバイオメカニクス的手法による標準動作モデルと経験豊かな指導者が持つ運動者の特性に応じた指導方法を統合し、各種スポーツ動作の模範的動作を習得する動作トレーニングメソッドを構築する。データベースに蓄積された標準データに基づき、凸版印刷が持つ先端表現技術を活用したループ型動作トレーニングシステムの開発を行う。
具体的には、日本体育大学がアスリートをモーションキャプチャし、効率的で身体への負担が少ない標準動作モデルを作成するとともにコーチのトレーニング方法をデータベース化。 凸版印刷は、標準動作モデルと運動者を比較し、改善点を抽出するための可視化技術を開発する。また、コーチが運動者を評価し、改善のためのトレーニング方法をアルゴリズム化し自主的なトレーニングを可能にする。
さらに、ユーザビリティ向上のためのプラットフォーム化を実現。これにより、標準動作モデルと自身の動きを比較し、動作の差分などを算出したスコアの情報から、模範的な動作や個人に合わせた最適なアドバイスを受けることが可能になるという。
本共同研究により、スポーツにおける効率的で身体への負担が少ない動作トレーニングを実現するとともに、本システムを活用して指導者のスキル向上や教育現場での活用による子どもの能力の向上、高齢者の健康増進に貢献するとともにスポーツ市場の活性化をはかるとしている。
*1:ループ型…トップアスリートの動作解析データと運動者の動作を比較し、改善点を指導者がアドバイス。そのアドバイスをもとに動作を修正し、試技を繰り返すことで、最適かつ効率的に動作の改善などを実現する手法。
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