2020年8月3日
21卒の就活、オンラインでの活動が急速に拡大 =学情調べ=
学情は、2021年3月卒業(修了)予定の大学生・大学院生942人を対象に実施した「新型コロナウイルスによる就職活動への影響」に関するインターネットアンケートの調査結果をまとめ、7月31日に発表した。

それによると、新型コロナによる就職活動の影響は、「説明会がWebになった」が最多で63.6%、次いで「説明会が中止になった」56.1%、「選考がWebになった」55.0%、「選考が延期になった」53.3%と続いた。
「特に影響はなかった」の回答は6.1%にとどまり、大多数の学生は、新型コロナで、就職活動に何らかの影響があったと感じている。
説明会や選考のオンライン化が進むとともに、一部の説明会や選考が中止または延期になるなど、就職活動のスケジュールに影響を与えたことが分かる。
Web説明会やWeb選考に参加した感想では、Web説明会・Web選考ともに「交通費の節約になった」が80%以上で最多。次いで「日程調整がしやすい」(55%以上)、「遠方の企業でも参加しやすい」(50%以上)と続いた。
「社内の様子が分からず、働くイメージが掴みにくい」、「面接官からどう思われているかが掴みにくい」などの課題もあるものの、時間や場所を選ばずに、説明会や選考に参加できることを好意的に受け止めている学生が多い。
新型コロナは、内々定者のフォローにも影響をもたらしている。企業による内々定学生へのフォローでは、「懇親会」の実施が一般的となっているが、今年は「懇親会」でのフォローが大きく減少。
企業から内々定先者へのフォローとして、「懇親会」を挙げた学生は37.9%で、昨年同時期(60.8%)を、22.9ポイント下回る結果となった。
「人事担当との面談」(33.7%)や「先輩社員との面談」(23・5%)は、昨年よりも増加しており、複数人が同じ会場に集まる「懇親会」よりも、個別対応に力を入れる企業が増加しているのが分かる。
また、「誓約書の提出を求められた」(30・4%)、「就職活動の終了を依頼された」(9・9%)もわずかに増加傾向。
新型コロナで、採用活動スケジュールが後ろ倒しになったことや、景気の先行き不透明感から、採用予定人数を大きく上回る人数での内々定出しを控える企業が増えており、内々定を出した学生に、確実に入社して欲しいと考える企業側の希望が伺える。
この調査は、「あさがくナビ2021」登録会員を対象に、6月22日~30日にかけて、「あさがくナビ2021」トップページとメールマガジンでアンケート回答を依頼する形で実施。有効回答数は942人。
関連URL
最新ニュース
- Barbara Pool、渋谷区教委が小・中学校の探究を集約する「My探究」サイトを公開(2025年12月24日)
- 「マイナビ 2027年卒 インターンシップ・キャリア形成支援活動に関する企業調査」結果発表(2025年12月24日)
- 山形市、高校生のAI学習を支援する「ガバメントクラウドファンディング」開始(2025年12月24日)
- 「第11回関西教育ICT展」出展企業募集中 説明会動画を公開(2025年12月24日)
- 鎌倉女子大学短期大学部、授業の一部をオンデマンドで受けられる「DX時間割」来春導入(2025年12月24日)
- ドローンショー・ジャパン、高校生ドローンレーサー山本悠貴選手「WTW全国大会2025」2連覇(2025年12月24日)
- ユードム、小学生向けプログラミング大会「ユードムチャレンジカップ2025」に特別協賛(2025年12月24日)
- 丸文、AIコミュニケーションロボ「Kebbi Air」の教育市場への本格参入始動(2025年12月24日)
- SCC、全国の学生927人が参加した「アプリコンペ2025」の受賞作品を決定(2025年12月24日)
- Google for Education、「生成AIの『普段使い』で実現するこれからの教育現場」2月開催(2025年12月24日)











