2021年1月20日
生駒市、オンライン活用した新しい修学旅行を2月に市立小学校で実施
奈良県生駒市は19日、オンラインを活用した新しいカタチの修学旅行を、同市立あすか野小学校で2月16日に実施すると発表した。
同小6年生157人が旅するのは、新型コロナの影響で行けなかった「広島」。当日は、1人1台配布されたばかりのタブレットをフル活用し、3D写真で原爆ドームや原爆の子の像などを見たり、協力先の広島市立小学校や広島電鉄とオンライン会議をしたりする。
さらに、授業支援クラウドを使い、ゲーム感覚も取り入れながら平和を学ぶ。また、同小はコミュニティ・スクールを推進しており、当日も地域の大学生が修学旅行をサポートする。
オンライン修学旅行の概要
①電車から学ぶ:
広島電鉄の被爆電車にオンラインで乗車。電車が実際に被爆した場所をはじめ、原爆ドームや平和記念公園の沿線を巡る
②未来予測から学ぶ:
未来に起こると予測されている環境問題や人口問題、技術革新などの幅広い分野から平和について考える。教室をタイムマシンに見立て、実際に未来を訪れるような工夫をする
➂同級生から学ぶ:
広島市立五日市小学校とオンラインで繋がり、五日市小学校の子どもたちが6年間学んだ平和についての発表を聞く
④食から学ぶ:
広島焼きやオタフクソースの歴史を通して、「食」が支えた平和を考える。また、家で広島焼きを作るためのレシピも学ぶ
⑤海外から学ぶ:
海外の3つの国からゲストを招き、前半は顔を隠し、どこの国の人か分からない状態で話を聞き、子どもたちが国を当てる。後半は表情を見ながら、ゲストの平和観や仕事を通した平和への貢献の仕方などを学ぶ
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