2021年4月5日
学研、全国11万人の小学生対象「コロナ禍の子どもの学力に関する調査」の結果を発表
学研エデュケーショナルは、学研教育総合研究所と共同で、全国約11万人の小学生を対象に実施した、新型コロナ拡大の臨時休校措置による「子どもたちの学力状況に関する調査」の結果をまとめ、2日に発表した。

それによると、心配されたコロナ禍による小学校での学習内容理解への影響については、一部の教科で正答率の低下がみられたが、コロナ禍と正答率の因果関係を確認するには至らなかった。
一方、都道府県ごとの正答率を比較すると、最大15.6%(小5・算数)の開きがあり、地域によってはコロナ禍の影響を子どもたちが受けていることが分かった。
また、一般受検者と学研教室会員の国語と算数の得点を散布図にしたところ、低学年から正の相関がみられたが、学年が上がるにつれ、国語と算数の得点分布に特徴的な相関が加わることが分かった。
幼児・低学年の期間はあまり差が出ないが、中学年になると国語・算数ともに得点の分布が開き始め、高学年になるとその差がより顕著になった。
国語の点数が最低限取れない児童は、算数の得点が伸びない傾向がみられることも分かった。テストの内容から、国語の点数が低く算数の点数も低い児童は、算数の文章題が理解できていないために得点出来ていないと考えられる。
子どもたちの答案を見ていくと、今回、これまでとは異なる誤答が増えていることも判明。小学校4年生の国語の問題で、( )の中に正しい言葉を入れるという問題で、昨年の正答率は53.8%で、誤答の「かける」「かけよる」の選択率に差はなかった。
だが、今回の正答率は52.0%で、誤答は圧倒的に「かけよる」が選ばれていた。採点をした多くの全国の学研教室の指導者からも「めずらしい」、「『鬼滅の刃』を連想したのかも」という声が上がった。
今回の調査の実施時期に、多くのエリアでTVアニメ「鬼滅の刃」の再放送があり、我妻善逸が初めて技をつかう12話が放送。善逸が技を使うときの、まるで一瞬で駆け寄っているように見える演出が子どもたちの記憶に残り、いなずま→善逸→かけよっていた!→だからここも「かけよる」だ!、と連想したのではないだろうかという。
この調査は、全国の年長~小学校6年生11万494人(学研教室会員10万6834人、一般受検者3660人)を対象に、2020年10月17日~11月30日の期間、最寄りの学研教室や自宅で、学齢に応じた記述式筆記テストを受検してもらった。
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