2021年4月6日
親世代の8割以上が「オンライン授業」と「対面授業」の両方を希望 =イー・ラーニング研究所調べ=
e-ラーニングに関するサービスの様々なコンテンツを提供するイー・ラーニング研究所は5日、同社が調査した「コロナ禍でのオンライン教育並びにコミュニケーションに関する調査」の結果を発表した。
同調査はコロナ禍で注目が集まるオンライン授業と、子どものコミュニケーションに関する意識を調べる目的で行われた。調査期間は、3月3日から26日。全国の20代~50代の子どものいる親、計409人を対象に紙回答で実施。オンライン授業への需要と課題、さらに対面機会が少なくなったことでのコミュニケーションに関する不安が明らかになる調査結果となった。
新学期にあたりITツール準備を検討しているのは約4割で、準備したいITツール第1位は「タブレット」、第2位は「タブレット用学習教材」で、PCやタブレット支給が広がっている中で、 家庭でも手軽なタブレットによる学習を取り入れたいと考えていることが伺えた。
また、8割以上が対面とオンラインの両方を両立した授業を希望していることが分かった。オンライン授業への不安要素は、子どもの「集中力」や「理解度に合わせた学習」があげられ、オンライン学習が広まる一方で、子どもの集中力や理解度に合わせた学習ができるかどうかが課題となっており、それに対応した学習方法やコンテンツが求められていることが伺える。
約6割がコロナ禍における子どものコミュニケーションに不安を感じており、実際に顔を合わせたコミュニケーション機会が減少する中で、 学習だけでなく、コミュニケーションなどの将来的に求められるスキルをどのようにつけていくのかが問題になっていることがわかった。
同社は、 インターネットを利用した家庭向けe-ラーニングサービス「フォルスクラブ」、 小中学生向け動画教育配信サービス「スクールTV」などのデジタルサービスに加え、 世界で活躍できる力を身につける、小学生向け次世代型社会体験教材「子ども未来キャリア」を展開している。
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