2021年8月23日
「海と日本プロジェクト」、海洋ごみ問題授業用ESD教本と動画を無償公開
海と日本プロジェクトin愛知県実行委員会は20日、小学校高学年の児童が海洋ごみ問題について学習できるESD教本と動画を制作したと発表した。この教材は、日本財団が推進する海洋ごみ対策プロジェクト「海と日本プロジェクト・CHANGE FOR THE BLUE」の一環で制作したもの。
ESD(Education for Sustainable Development)とは、気候変動、生物多様性の喪失、資源の枯渇、貧困の拡大など、現代社会の抱える問題を自らの問題として主体的に捉え、身近なところから取り組むことで、問題解決につながる新たな価値観や行動の変容をもたらし、持続可能な社会を実現していくことを目指して行われる学習・教育活動をいう。
今回の制作の教本は、環境用語や数値データをふんだんに盛り込みつつも、テレビ愛知キャラクターのメリ夫、名古屋港水族館のカイオー、名古屋グランパスのグランパスくんが子どもたちを誘導し、楽しく海洋ごみ問題について学ぶことのできるテキストとなっている。
また動画では、名古屋港水族館「エコ・アクアリウム」でメリ夫、カイオー、グランパスくんが海洋ごみ、マイクロプラスチックが海の生き物たちに与える影響などを学び、自分たちがどんなアクションを起こしたらよいかを考える。また、清掃船を使って名古屋港や河川を清掃している名古屋清港会の仕事を映像で紹介している。
同委員会では、今回制作した教材を使って名古屋市内の小学校や学童保育所での授業を予定している。また、教本のダウンロードと動画の視聴を無償で提供している。
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