2021年9月3日
保育士の3割が「マスク着用で子どもたちと十分なコミュニケーションが取れない」と回答=明日香調べ=
明日香は2日、現役保育士97人を対象に実施した、「マスク着用による保育の変化にまつわる調査」の結果をまとめ発表した。
それによると、「勤務先の保育園ではマスクを着用しているか」との質問には、「している」が97.9%、「していない」が2.1%だった。
「保育中にマスクを着用することで生じる、問題や懸念」について聞いたところ、「表情が伝わらないため、子どもが表情から感情を学びとることができない」が61.1%、「読み聞かせなどの際に声が通りにくく、子どもたちが上手く聞き取れていない」が58.9%、「口の動きが分からないことで言語面での成長に影響がありそう」が53.7%だった。
「昼食時に咀嚼方法を学ぶことができない」29.5%、「特にない」8.4%との回答もあった。また、これら以外にも、「スポーツをするときに息苦しい」や「顔を覚えてもらえない」など68の回答が寄せられた。
「マスクを着用したうえで子どもたちと十分にコミュニケーションがとれていると思うか」と質問したところ、「とても思う」16.8%、「やや思う」54.7%、「やや思わない」25.3%、「全く思わない」3.2%という結果になった。
また、「あなた自身もしくはあなたの職場では新型コロナの感染予防を行ったうえで、どのようなコミュニケーション上の工夫をしているか」を聞いたところ、「喜怒哀楽に合わせて声を使い分けている」が52.6%、「ボディーランゲージを多用することで感情を伝えている」が40.2%だった。
「表情が見えるようにマスクではなく終日透明なフェイスシールドを使っている」11.3%、
「昼食時にマスクではなく透明なフェイスシールドに変え、咀嚼方法を見せている」9.3%などの回答もあった。
このほか、「ピアノの音などを活用している」や「手遊びを多くした」など49の回答も寄せられた。
「マスクで表情が伝わらないことで実際に生じた問題」を聞いたところ、「発語が少ない気がする」や「感情が伝わりにくい」など62の回答が寄せられた。
この 調査は、現役保育士97人を対象に、8月18日~25日にかけて、インターネットで実施した。
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