2021年9月13日
高校生のオープンキャンパス参加、コロナ禍で「来校型」が大幅減少=ディスコ調べ=
ディスコは、同社の進学情報サイト「キャリタス進学」会員の高校生800人を対象に実施した、「コロナ禍でのオープンキャンパスへの参加状況や受験への不安などに関する調査」の結果をまとめ、9日に発表した。

それによると、「来校型」開催のオープンキャンパスに1校以上参加したことがあると回答したのは41.1%で、昨年に比べ15.6ポイントの大幅減少。
一方、「オンライン型」開催に1校以上参加したことがあると回答したのは28.4%で、昨年調査に比べ6.4ポイントの増加。
「来校型」開催のオープンキャンパスは、今夏の緊急事態宣言で開催を中止した学校も多く、開催している場合でも参加人数を制限したりと、参加したくても出来ない状況であったことが、昨年に比べ大幅減少した原因とみられる。
「オンライン型」開催は、昨年から参加割合が増加し浸透し始めているが、「来校型」開催オープンキャンパスの参加割合と比べると1割以上低い。
学年別では、「来校型」開催のオープンキャンパスに1校以上参加したことがあるのは、⾼校3年⽣が63.3%で他学年より突出して多かった。
「オンライン型」開催のオープンキャンパスでは、1校以上参加したことがある⾼校3年⽣は33.8%で、他学年より比較的多いが、「来校型」の半数程度にとどまっている。
コロナ禍での「来校型」オープンキャンパス参加への気がかりについて聞いたところ、 58.7%が「気がかりがある」と回答。
どのような感染予防対策がされていると安心だと感じるか、を聞いたところ、「入口で検温・手指消毒が徹底されている」(78.4%)が最も多く、「相談ブースなどにアクリルパネルが設置されている」(50.4%)が続いた。
また、「どのような対策がされていても安心できない」(4.2%)との回答も⼀定数みられた。
コロナ禍での受験に影響・不安を感じるか、を聞いたところ、67.0%が「影響・不安を感じている」と回答。学年別でも差はほとんどなく、低学年でも⾼校3年⽣と同程度の影響・不安を感じていた。
⾼校3年⽣で「影響・不安を感じている」と回答したのは、今年3月の調査(当時⾼校2年⽣)では74.6%だったが、今回の調査では66.7%に減少した。
だが、「どちらでもない」と「あまり感じていない」の回答割合が増えたのに対し、「感じていない」と回答したのは1.2ポイント減少。
依然として影響や不安を感じているものの、コロナ慣れやコロナ禍での初めての入試(2020年度)に関する情報に触れていることで、前回より影響・不安を感じている割合が減少したとみられる。

また、受験前にワクチンを接種したいと思うか、を聞いたところ、41.9%が「接種したい」と回答。「影響・不安を感じている」グループでは過半数が「接種したい」と回答した。
この調査は、「キャリタス進学」会員の高校生を対象に、7月27日~8月9日にかけて、インターネットで実施。有効回答数は800人(高3生387人、高2生254人、高1生159人)。
関連URL
最新ニュース
- 全国の学校施設づくり関係者と文科省がフラットにつながる「CO-SHA Slack コミュニティ」始動(2025年12月19日)
- eスタジアム、和歌山県主催・第2回「和歌山県高校eスポーツ選手権2026」に参画(2025年12月19日)
- 習い事や学習塾、8割以上の親が「子どもの成長につながった」と実感 =イー・ラーニング研究所調べ=(2025年12月19日)
- 子どもの新年の目標・抱負、8割以上の親が「達成のために助言や手助けをした」=栄光ゼミ調べ=(2025年12月19日)
- Biz Hits、理系出身者に聞いた「理系におすすめの職業」ランキング(2025年12月19日)
- デジタルハリウッド、neoAIと共同開発した壁打ちチューターAI「Ututor」が「生成AI大賞2025」優秀賞受賞(2025年12月19日)
- FC今治高校×三菱電機、「未来の理系人財」育成プロジェクトで共創ワークショップ開催(2025年12月19日)
- ARI、長岡技術科学大学でAIを使いこなす視点を学ぶ「キャリア形成研修」実施(2025年12月19日)
- 日本数学検定協会、「すらら国際デジタル算数/数学コンテスト2025」に数検3級から8級の英語版の問題提供(2025年12月19日)
- わけわけ、子どもの我流プログラミングを本物の教養へ変える「ゲームクリエイター探究講座」オンライン説明会開催(2025年12月19日)











