2021年9月30日
高校新卒採用の意欲高まる 企業の約8割が「昨年同等以上」=ジンジブ調べ=
ジンジブは、新卒採用担当者向けに2022年卒の採用活動や採用後のフォロー、就職活動のあり方に関する調査を実施し、その結果を29日に公表した。
調査は8月27日~9月6日に行われ、638名から有効回答を得た。そのうち、高卒採用実施は398名だった。それによると、高卒22卒採用計画を「増やした」「昨年同様」「新たにはじめる」とした回答が80%以上と、採用意欲の高まりが見られた。高卒採用の理由の1位は「若手採用」74.6%だった。また、高卒社会人の第二新卒採用に興味があるかを質問したところ「ある」が67.9%と、若手採用への関心が窺える結果となった。
高卒に期待するのは「長期戦力」65%が1位、一方、高卒採用の上での課題点は「入社後の離職防止」が52.9%と最多だった。高卒社員の定着に向けた取り組みの1位は「入社後の研修制度の充実」、2位は「定期的な面談」、3位は「給与・手当」などとなった。
高校生の就職活動での複数応募について質問したところ、「応募開始から複数社応募を導入した方が良いと思う」が43.6%、「応募開始時期は一人一社応募が良いと思うが、複数社応募できる時期を早めた方が良いと思う」が28.7%となり、応募開始から導入した方が良いかは意見が分かれたものの、7割を超える採用担当者が従来の仕組みを見直したほうが良いと回答した。
また、高校生の就職活動での学校斡旋の仕組みについて質問したところ、「高校生に直接求人情報を提供し、高校生が企業に直接応募できるようにした方が良いと思う」が22.5%、「高校生に直接求人情報を提供し、高校生が学校斡旋でも直接でも企業に応募できるようにした方が良いと思う」が34.8%と、高校生が直接応募できる仕組みを求める回答が半数を上回った。
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