2021年12月28日
来年に取得したい資格TPO3は「簿記」「FP」「TOEIC」=資格Times調べ=
ベンドが運営する「資格Times」は27日、「2021年度取得した資格」と「2022年度に取得を考えている資格」に関するアンケート調査の結果をまとめ発表した。
それによると、今年最も取得した人数が多かった、「2021年最も人気だった資格」のTOP3は、1位「TOITEC」、2位「簿記」、3位「FP(ファイナンシャルプランナー)」だった。
1位のTOEICは、英語を通じたコミュニケーション能力やビジネス現場で有用な英語力を評価する試験で、日本だけでなく世界各国で実施。最もメジャーな「TOEIC L&R」は、日本で年10回、全国およそ80都市で実施されており、知名度の高い英語試験の1つ。
TOEICを受験する大きなメリットとして、就職や転職で有利に働くという点が挙げられる。特に800点以上の取得者は、英語力の高さを評価されやすくなる。
2位の簿記は、年間60万人が受験する人気の資格。会計の基本を学び、経営管理や経営に関する分析についての基本的な能力を身につけることができる。日商簿記は初級・3級・2級・1級の4種類があり、特に2級と1級は合格率が低い難関資格。
会社の利益などの数字に強くなるため、経理部門での活躍が見込めるほか、営業職や企画職でも学んだことが役立つ。
3位のFPは、資産運用のプロフェッショナルで、家計に関わる金融税制や不動産、保険まで幅広く学習する。受験者は、3級で年間10万人以上と、かなり人気の高い資格。
資産運用に関して学ぶことから、投資や保険の活用など、自身の資金繰りに役立つ。また、銀行や保険会社といった金融業界での就職・転職にも有利に働く。
一方、来年取得を考えている人数が最も多い、「2022年人気の資格」のTOP3は、1位「簿記」、2位「FP」、3位「TOITEC」で、順位は違うが項目は「2021年最も人気だった資格」と同じ。
4位は「宅建士」(宅地建物取引士)で、宅地や建物を取引する人が、公正な取引をできるようにサポートする専門家。試験は年1回で、毎年20万人以上が受験する人気の資格。
5位は「実用英語技能検定」。年間の総志願者数が250万人を超える、国内最大級の英語資格試験で、日常生活から専門的な内容までの幅広い分野の英語能力を測定。子ども~大人まで受験している。
6位は「MOS」(マイクロソフトスペシャリスト)。WordやExcelといったマイクロソフトオフィスの操作スキルを図る試験で、スペシャリストとエキスパートの2つがある。マイクロソフトオフィス社公認の資格で、累計受験者数は440万人を超える。
また、「資格Times」編集部では、2022年おすすめの資格として、「G検定」と「司法書士」の2つを挙げている。
G検定は、日本ディープラーニング協会が開催している資格で、AIやディープラーニング(深層学習)の基礎を学習。また司法書士は、登記申請や訴訟手続きのエキスパートで、最難関国家資格の1つとして知られている。
この調査は、12月16日~22日にかけて、「2021年度取得した資格」と「2022年度取得を考えている資格」について、インターネットでアンケートをとって実施した。
関連URL
最新ニュース
- システム ディ、秋田県教育委員会が「School Engine Web出願システム」を導入(2025年12月5日)
- ICT教材「すらら」、不登校支援で導入自治体数・ID数ともに過去最高を記録(2025年12月5日)
- ガイアックス、石川・富山・福井の小中高校に起業家教育の講師を無償派遣(2025年12月5日)
- 計算力は高いのに自信のない日本の子どもたち、小4・中2国際調査からわかった意識と実力のギャップ =スプリックス教育財団調べ=(2025年12月5日)
- 就活生の67.4%が「資格は就職に有利になる」と回答 =Synergy Career調べ=(2025年12月5日)
- 保護者の4割以上が学童保育に「勉強」と「安心」の両立を要望 =NEXERとHokally調べ=(2025年12月5日)
- 大学受験、保護者が最も不安を感じるのは「高3の秋~冬」=塾選調べ=(2025年12月5日)
- テックタッチ、早稲田大学が独自の出張申請システムに「テックタッチ」導入(2025年12月5日)
- 次世代ロボットエンジニア支援機構、「女性エンジニアの増加」目指しロボット・AI教材普及のクラファンを開始(2025年12月5日)
- 小中生向けプログラミング教室「CodeCampKIDS」、Scratchプログラミングコースをフルリニューアル(2025年12月5日)













