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2022年1月31日

芝浦工業大学、通信量を精度高く予測し基地局の稼働・休止を切り替えるシステムを考案

芝浦工業大学は27日、工学部情報工学科の新熊亮一教授が、携帯電話基地局の通信量を精度高く予測し、それに応じて基地局の稼働・休止を切り替えるシステムを考案したと発表した。


基地局の電力使用量を削減するため、世界中で同様の研究が進んでいるが、休止させた基地局から通信記録を収集できず、通信全体の予測精度が低下することが課題だった。

同システムでは稼働中の基地局からの記録だけでも、最も重要度の高い記録を推定して学習に組み込むことで、高い予測精度を達成した。

休止した各基地局は電力使用量を約6割削減でき、CO2排出量削減には通信量に応じた制御が重要。電力供給量が気候に左右される再生可能エネルギーで基地局電力をまかなうことにも対応可能なシステムだという。

今後は通信上のアプリケーションデータを区別し、特徴を考慮した制御をテキストや動画、Webページなど、さまざまな通信上のアプリケーションデータを区別してそれぞれの特徴を抽出し、機械学習モデルを作り予測精度を向上させていくという。

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