2022年2月28日
保育士の離職理由トップは「人間関係」、新職場で重視する項目は「通勤時間」=トライトキャリア調べ=
医療・福祉分野の⼈材紹介・派遣サービス事業を行うトライトキャリアは24日、保育士2736名を対象に、「保育士の転職・再就職実態調査」を実施、その結果を発表した。

本調査では、「離職理由」「転職・再就職先に期待する項目」「採用面接で好意的に感じた項目」「採用面接で不安を感じた項目」の聴取を行った。調査結果から、保育士の離職理由として「職場の人間関係」は全体では最も多い理由となるものの、年齢や就業状況によっては、結婚や出産子育てなどのライフイベント関連が最も多い離職理由となることが判明した。

また、転職先・再就職先に期待することを在職・離職別で比較すると、在職中では「希望の給与水準」がより高い割合で期待する項目となり、離職中では通勤・労働時間・休暇等のライフスタイルと連動する項目の選択割合が高くなるなど、年齢、経験年数、就業状況などによって重視する項目に差異が現れることが明らかとなった。
保育の受け皿を整備するために2018年度から進められた「子育て安心プラン」に続き、2021度から2024年度末までの期間を定め「新子育て安心プラン」が実行されている。「新子育て安心プラン」では、早期の待機児童の解消を目指すとともに、女性の就業率の上昇に対応できる環境整備が進められている。
このような状況を背景に保育士のニーズは高く、保育所等の福祉施設で勤務する保育士の総数も増加傾向にあり、現在約 60万人の保育士が働いているとされている。その一方で、保育士資格を保有しながらも何らかの理由で保育職に従事していない潜在保育士と言われる人も約95万人いるとされ、こういった人々の保育現場への復帰に向けた働きかけや環境整備が進められている。
高い保育士ニーズを充足する保育人員の確保を継続的に行っていくためには、保育職と保育現場がともに現状よりさらに魅力ある仕事であり職場であることが必要。本調査は、転職・復職を希望する保育士の離職理由や、転職や復職にあたっての選考過程での経験を通じて、保育士の就業上の希望や課題を複数の角度から見出すことを目的として実施した。
【調査結果概要】
調査方法:電話調査・対面調査(含オンライン)
調査母集団:同社登録ユーザー
調査対象:10代から60代以上の保育士男女3066名(内、有効回答数 2736)
調査期間:2021年9月1日〜9月30日
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