2022年2月18日
理系学生の就活 23卒は4分の3が大手志向 =テックオーシャン調べ=
テックオーシャンは、理系学生(23卒学部生、大学院生)に対して、HR総研×TECH OFFER共同アンケート調査を実施した結果を発表した。
23卒理系就活生の中間振り返りとして、理系特有の就活のあり方や、23卒の理系学生がインターンシップや就活に対してどのように感じているのか、学生の本音をまとめた。
それによると、「オンライン/対面別では何社のインターンシップに参加しましたか」の問いには、オンラインでは「4社以上」のインターンシップに参加した学生が半数以上、対面でのインターンシップ参加は「0社」と「1社」で8割を超えており、オンラインでのインターンシップ参加率が非常に高かったことがわかった。また、対面では「0社(選考で漏れた・欠席した)」の割合も約2割となり、対面インターンシップは人数制限等により選考が厳しかったことがうかがえた。
各プログラムについて「参加した人数」に対する「参加して最も良かったと思う人数」の割合をみると、「対面型での実務体験」が他の実施内容・形態に比べて突出して満足度が高いことがわかった。また、「ケースワーク・グループワーク」については対面型とオンラインで大きな差はでなかった。
「インターンシップは、半日・1日タイプ、2~3日タイプ、1週間程度タイプ、2週間以上のタイプのどれが最も望ましいですか」の問いには、「2~3日タイプ」が最も人気が高く4割以上、「半日・1日タイプ」と合わせると、約8割の学生が短期のインターンシップを望んでいることがわかった。研究等との兼ね合いで長期インターンシップに参加する時間を捻出することが難しく、短期インターンシップが人気になっていることがうかがえた。
就職活動については、「とても不安である」 「やや不安である」の回答が56%を占めており、過半数を超えている。それに対して「楽観している」「やや楽観している」と回答した学生は約半数だった。不安の理由には、「面接が苦手だから」、「志望する企業のレベルが高そうだから」の回答が特に多く、共に約60%。就活の中でも、直接的に、かつ臨機応変な自己アピールを求められる面接に対して苦手意識が強いことや周囲の学生と比較して不安を感じている様子が見受けられた。
希望する企業規模については、「できれば大手企業に行きたい」が半数以上、「絶対大手企業に行きたい」の回答と合わせると4人中3人が大手志向であることがわかった。「絶対大手企業に行きたい」を選択した人のフリー回答には、「研究職を志望する上で、研究を行うなら大手がいいと考えるため」「大手の方が公開情報も多く、上場企業であれば法令遵守の姿勢も強いと思うから」などの声があった。
就職先を決めるうえで重視したい点については、「安定性」が最も多く約70%の学生が選択、次いで「福利厚生」、「事業内容」が多く、ともに61%の学生に選ばれた。
関連URL
最新ニュース
- iTeachers TV Vol.436 千葉県立市川工業高校 片岡伸一 先生(後編)を公開(2024年12月11日)
- 山梨県、2025年度から25人学級を小学校5年生に拡大、26年度には全学年に導入(2024年12月11日)
- GUGA、大阪府と「求職者等へのDX(IT)に関するスキル等の習得を通じた持続可能な就職支援モデルに関する協定」を締結(2024年12月11日)
- 指導要録の「行動の記録」、教職員の96%が「明快な評価ができていない」と回答 =School Voice Project調べ=(2024年12月11日)
- 仕事をしている母親の子どもの方が希望の中学校に合格している =ひまわり教育研究センター調べ=(2024年12月11日)
- LINEヤフー、「Yahoo!検索」で検索結果面に小学校で習う漢字の書き順動画を掲出(2024年12月11日)
- カラダノート、「ママ・パパが選ぶ今年の漢字ランキング」を発表(2024年12月11日)
- 大学就学を支援する返済不要の給付型奨学金「金子・森育英奨学基金」 総額260万円への増額(2024年12月11日)
- ノーコード総合研究所、大阪府立吹田東高校で「ノーコード開発研修」を実施(2024年12月11日)
- Musio ESAT-J通信教育、世田谷区立太子堂中学校と実証実験を実施(2024年12月11日)