2022年3月30日
立命館大、AI学習システム「atama+」を活用した新AO入試を2023年度から開始
立命館大学は29日、AI学習システム「atama+」(アタマプラス)を活用した総合型選抜(AO選抜入学試験)を、2023年度入試(2023年4月入学)から開始すると発表した。

左から伊坂 立命館副総長 兼 立命館大学副学長、森島 立命館理事長、稲田 atama plus代表取締役CEO
同学を運営する立命館とatama plusは、2020年12月に設立した「新しい高大接続と入試の在り方を考える共同研究会」の報告会見を29日に行い、その中で、「atama+」を活用した同学の新AO入試を2023年度からスタートさせることを明らかにした。
各学部での学びで特に重要な単元を指定し学修することを出願要件に取り入れた入試、また、「atama+」を活用した入試は全国で初めて。
「atama+」を活用することで、受験生ごとに異なる学習歴があっても確実に各単元を修得することができ、大学側も単元レベルでの修得有無を確認できるようになる。
受験生にとっては、高校までの学習が入試のためだけでなく、大学入学後の学びにどうつながるのかを具体的にイメージできるようになる。
同入試は、立命館大とatama plusが提供する「学部指定単元AI学習プログラム」(UNITE Program)で、受験生が「atama+」を活用して、各学部が指定する教科の単元を学習・修得することが、出願要件のひとつになる。
今年度の「UNITE Program」で対象となる教科は「数学」で、学部の専門分野を学習するために、数学的素養がかなり重要となる、経済学部・スポーツ健康科学部・食マネジメント学部で導入する。
また、合格者を対象に、「atama+」を活用した入学前教育も実施。同大が実施する多様な入試方式の中でも、この入試は、学部での学びでリーダーシップを発揮する、数学的素養、データリテラシーを持つ(持つ意欲のある)学生の入学を求めるという。
新AO入試の概要
開始年度:2023年度入試(2023年4月入学)の総合型選抜(AO選抜入学試験)
対象:2023年3月31日までに高校などを卒業・卒業見込みの生徒
実施学部:経済学部(経済専攻)、スポーツ健康科学部、食マネジメント学部
科目:数学Ⅰ、数学A、数学Ⅱ、数学B
募集人数:6月下旬の「入学試験要項」で公開予定(プログラムの出願人数は無制限)
特設サイト:4月1日(金)に開設予定
関連URL
最新ニュース
- MetaMoJi、リアルタイム学習支援サービス「MetaMoJi ClassRoom 3」に「メタモジドリル」を搭載(2025年12月12日)
- SDT、静岡県磐田市で生成AI活用した「子育て分野」チャットボットの実証実験開始(2025年12月12日)
- さつき、離島で遠隔授業 島根県教委員に電子黒板「ミライタッチ」を導入(2025年12月12日)
- ラインズ、神奈川県秦野市が全児童ホームで入退室管理システム「安心でんしょばと」導入(2025年12月12日)
- 1位は「高」、Z世代が選んだ「今年の漢字」&「2026年やりたいこと」ランキングを公開 =MERY調べ=(2025年12月12日)
- Z世代の漢字離れを検証、漢字の読みが難しい“難漢”大学ベスト10を発表 =嘉悦大学調べ=(2025年12月12日)
- 大学受験生への声掛け、53.5%の親が「ねぎらいや体調を気遣う言葉で」と回答 =塾選調べ=(2025年12月12日)
- 郁文館高校、中3生向け「都立自校作成型オープン入試」を2月14日に実施(2025年12月12日)
- バッファロー、札幌第一高校へのマルチギガネットワークの構築事例を公開(2025年12月12日)
- 富士フイルムシステムサービス、ICT活用に向け大阪教育大学と包括連携協定を締結(2025年12月12日)













