2022年4月1日
学習管理システム市場、2028年には509億9516万米ドル規模に =グローバルインフォメーション発表=
グローバルインフォメーションは、「学習管理システムの世界市場予測(2028年まで):COVID-19の影響、展開方法別・配信方法別・エンドユーザー別の分析」(The Insight Partners)と題する市場調査レポートを、3月30日から販売している。
それによると、「学習管理システム市場」は、2021年の148億9517万米ドルから2028年には509億9516万米ドルに成長すると予測されており、年平均成長率19.2%で成長すると推測されている。
人工知能(AI)は、コンピュータが人間と同じようにコミュニケーションをとり、事象を理解し、学習して反応することを可能にする。AIは、セキュリティや監視、情報技術などの産業で応用されているほか、教育分野でも広く採用されている。
採点、財務分析、入学手続きなどの繰り返し作業を自動化するために、学校、大学、専門学校全体で導入が進んでおり、自動採点などの高度なコンピュータープログラムを通じて、採点中の教師の行動を学習し、モデル化することで自動採点ができるように校正できる。
学生の成績は、講師のパフォーマンスや様々なレベルの学生との関わり方を評価する最も古い方法の1つだが、ほとんどの大学では書面でのアンケート調査からオンライン調査に移行。
講師など人間の介入を排除し、学生と直接コミュニケーションをとり、データを収集するためにチャットボットを利用している。
このように、教育分野全体でAIを搭載したソリューションの採用が進んでいることが、同市場の成長を後押ししている。AIを搭載したLMSは、パーソナライズされた企業学習を促進することで、学習者に情報を供給するプロセスを合理化するのに役立つ。
またAIは、特定の学習者のニーズや好みに基づいて、情報を簡単に提示し、キュレーションする方法について、正確な推奨事項を提供でき、教育分野でのAIの採用は、同市場の需要を後押しすると推測されている。
eラーニングでは、教育コンテンツはコンピュータ、ノートパソコン、タブレット、スマホなどを通じて学習者に配信される。アニメーション、ポッドキャスト、ビデオなど、マルチモーダルかつリアルな学習環境を作り出すことで、学習者の理解が深まり、教育のあり方が変化している。
さらに、学習者は受動的な体験ではなく、学ぶべきことを素早く簡単に選択できるようになったほか、eラーニングのプラットフォームでは、学習者が次に学習したいコースを決めることができる場合が多い。
関連URL
最新ニュース
- GLOE、高校生対象「埼玉eスポーツキャンプ2025」を企画・運営(2025年3月7日)
- 小中学生「将来就きたい職業」は男子1位「野球選手」、女子1位「パティシエ」=アデコ調べ=(2025年3月7日)
- 通信制高校、10代は6割が「良いイメージ」も、親世代は過半数が「良くないイメージ」=プレマシード調べ=(2025年3月7日)
- 総合型選抜の面接、受験生が苦戦したテーマは「自己PRの内容の深堀り」=じゅけラボ予備校調べ=(2025年3月7日)
- 教育関係者の2人に1人が「GIGAスクール端末の適正な処分方法を把握していない」と回答 =児童生徒のデータプライバシー協会調べ=(2025年3月7日)
- 週4日以上習い事をしている小中学生は36.8%、7割が「やめたくなったことがある」と回答 =ニフティ調べ=(2025年3月7日)
- Webデザインスクールの受講生68.3%の受講生が学習中に挫折しかけた =「CloudInt」調べ=(2025年3月7日)
- 近畿大学とNTT西日本、マイナンバーカードを活用して大学DXを推進(2025年3月7日)
- 星槎大学、教職課程登録学生対象に「教員採用試験対策講座」をオンラインで実施(2025年3月7日)
- TechBowl、Webアプリ開発の楽しさを伝える学習コンテンツ「Ruby Railway入門編」の提供を開始(2025年3月7日)