2022年5月6日
JDLA、「全国高等専門学校ディープラーニングコンテスト」の結果発表
日本ディープラーニング協会(JDLA)は、4月28日・29日に、高専制度創設60周年記念「第3回全国高等専門学校ディープラーニングコンテスト(DCON)2022」の本選を開催した。
今回のDCON2022本選には、全41チームの中から予選を勝ち残った10チームが出場。全国各地から高専チームが東京に集い、審査員や観客を前に白熱のプレゼンテーションを行った。
最優秀賞には一関工業高等専門学校「TEAM MJ」チームの「D-walk」が選ばれた。同作品は、インソール型の足圧センサを靴に挿入し、加速度センサを搭載したスマートフォンを持って歩行を行うだけで、学習データをもとに認知症の推論を容易に行うことができるシステム。開発力と学生であることを感じさせない綿密なビジネスプランやプレゼンテーションが高く評価され、過去最高10億円の企業評価額、5億円の投資額で受賞し、副賞の起業資金100万円も授与された。
経済産業大臣賞は大島商船高等専門学校「大島商船 農業支援研究会」チームの「New Smart Gathering」が受賞。きくらげ採取というユニークな事業に着目し、ディープラーニングとVR、ロボティックスを組み合わせたアイデアで、ビジネスにもたいへん期待できる点が評価された。また、文部科学大臣賞には香川高等専門学校詫間キャンパス「Tutelary」チームの「NanShon健康状態見守りシステム」が選ばれた。
最優秀賞のほか第2位・第3位チームにも表彰とともに起業資金が贈呈され、各協賛企業から企業賞も贈られた。
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