2022年6月1日
NACS-J、アプリを使って海の生きもの調査&ごみ拾い「全国砂浜ムーブメント2022」スタート
日本自然保護協会(NACS-J)は5月30日、バイオームとピリカと連携し、アプリを使って誰でも簡単に楽しみながら本格的な生きもの調査やごみ拾いに参加できる「全国砂浜ムーブメント2022」を 5月30日(ごみゼロの日)から12月31日まで開催すると発表した。

日本の砂浜には、海を漂った大量の海ごみが打ち寄せ続けると同時に、年々、砂の減少が続く深刻な状況にある。世界の海洋中には1億5000万トンを超えるプラスチックが存在し、毎年新たにジャンボジェット5万機分(800万トン)のプラスチックが海ごみになっていると考えられている。また、地球温暖化や河川・海岸のコンクリート化などの影響により、日本の砂浜は21世紀末には9割が半分以上の面積を失い、6割が完全に消失するという予測さえあるという。ウミガメのように砂浜がなくては次世代を育めない生きものたちへの影響はもちろん、私たちの食や文化、レクリエーションなど暮らしへの影響も計り知れない。
NACS-J では3つのアクションの呼びかけと、新たな取り組みとして「砂浜アクティビスト」の活動を応援する。
3つのアクション概要
① 砂浜ノートを子どもたちに届けよう!
海や砂浜のことを楽しく学べる特製の「砂浜ノート」。子どものいる家庭や、自然観察会やビーチクリーン、学校の授業や自由研究などにも活用できる。砂浜ノートは申込み先着順に、希望部数を無料で送付する(在庫が切れ次第終了)。
② 砂浜の生きものをしらべよう! ~ 自然しらべ 2022 ~
砂浜で貝や植物などを見つけたら写真を撮って、生きものアプリ「BIOME(バイオーム)」に投稿する。名前がわからなくても、AI が名前を推測してくれるので、誰でも気軽に参加できる。投稿された生きものデータは、NACS-J が海や砂浜の自然環境を保全するために活用する。今年は砂浜のことを知るてがかりになる貝など8種をはじめ 、3万件の投稿を目指す。
いきものコレクションアプリ「Biome」
iPhone
③ 砂浜や街中でごみを拾おう!
砂浜はもちろん、川や街中などあらゆる場所でのごみ拾いを推進。ごみひろいSNS「ピリカ」に拾ったごみの写真や量を投稿すると、全国でごみ拾い活動をしている仲間から、たくさんの「ありがとう」やコメントが届き、仲間と交流しながら楽しくごみ拾いできる。ピリカのイベントページ「全国砂浜ムーブメント 2022」に申込みのうえ参加する。今年は、全国で 350 万個のごみの回収を目指す。
ごみ拾いSNS「ピリカ」
iPhone
開催概要
開催期間:5 月 30 日(月)ごみゼロの日~12 月 31 日(土)
開催場所:全国どこからでも参加可能
参加対象:誰でも可能
参加費:無料
参加方法:興味のあるアクションにオンラインで自由に参加
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