2022年7月15日
高校生の「志願したい大学」1位は、関東「早稲田大」、東海「名城大」、関西「関西大」 =リクルート進学総研調べ=
リクルートは14日、同社の「リクルート進学総研」が、関東・東海・関西の各エリアの高校に通っている2023年3月卒業予定者(調査時高3生)5334人を対象に実施した、大学ブランドランキング「進学ブランド力調査2022」の結果をまとめ発表した。
それによると、高校生の「志願したい大学」は、関東エリアでは全体で「早稲田大学」が2年連続で1位となり、2位も2年連続で「明治大学」だった。
男女別では、男子は3年連続で「明治大学」が1位で、女子は4年ぶりに「早稲田大学」(昨年3位)が1位になった。文理別では、文系は「早稲田大学」(昨年3位)が3年ぶりの1位、理系は「明治大学」(昨年3位)が6 年ぶりの1位になった。
国公立大学の上位20以内ランクイン数は6校(昨年比+2校)。男女別では、男子7校(同±0校)、女子3校(同±0校)。文理別では、文系3校(同+2校)、理系6校(同▲1校)。
全体で順位を上げた大学(5ランク以上)は、「横浜国立大学」7ランク(21→14位)、「埼玉大学」6ランク(23→17位)。
また、東海エリアでは、全体で「名城大学」が6年連続で1位になり、2位は昨年と同じ「名古屋大学」だった。
男女別では、男子の1位「名城大学」は昨年から変わらず。女子は「南山大学」(昨年3位)と「名城大学」(昨年2位)が同率で1位になった。
文理別では、文系は2年連続で「南山大学」が1位で、理系は5年ぶりに「名古屋大学」(昨年2 位)が1位になった。
国公立大学の上位20以内ランクイン数は9校(昨年比±0校)。男女別では、男子11校(同+3校)、女子8校(同±0校)。文理別では、文系8校(同+1校)、理系12校(同▲1校)。
順位を上げた大学(5ランク以上)は、「立命館大学」5ランク(22→17位)、「岐阜聖徳学園大学」11ランク(30→19位)。
関西エリアでは、「関西大学」が調査開始以降15年連続1位で、2位は昨年と同じ「近畿大学」だった。
男女別では、男子は「近畿大学」(昨年2位)が4年ぶりの1位、女子は15年連続で「関西大学」が1位になった。
文理別では、文系は文理別の調査を開始した2009年以降14年連続で「関西大学」が1位、理系は「大阪公立大学」(2022年4月大阪市立大学・大阪府立大学が統合し開学)が1位になった。
国公立大学の上位20以内ランクイン数は7校(昨年比±0校)。男女別では、男子8校(同+1校)、女子4校(同▲1校)。文理別では、文系5校(同±0校)、理系9校(同▲2校)。
順位を上げた大学(5ランク以上)は、「大阪工業大学」11ランク(26→15位)、「京都橘大学」5ランク(21→16位)、「佛教大学」5ランク(24→19位)、「大阪電気通信大学」11ランク(31→20位)、「京都工芸繊維大学」6ランク(26→20位)。
また、高校生の「知っている大学」ランキングをみると、関東エリアでは、「早稲田大学」(昨年2位)が2年ぶりの1位になった。国公立大学のランクイン校数は4校(昨年+1校)。5ランク以上順位を上げた大学は「慶應義塾大学」、「千葉大学」。
東海エリアでは、「東京大学」(昨年3位)が調査開始以来初の1位になった。国公立大学のランクイン校数は7校(昨年+3校)。 5ランク以上順位を上げた大学は「静岡大学」、「筑波大学」、「一橋大学」。
関西エリアでは、「立命館大学」(昨年4位)が2013年以来9年ぶりに1位になった。国公立大学のランクイン校数は5校(昨年と同じ)。5ランク以上順位を上げた大学は「慶應義塾大学」、「お茶の水女子大学」、「摂南大学」。
この調査は、高校生の大学選びの動向を明らかにするため、2008年から実施。今回は、関東・東海・関西各エリアの高校に通っている2023年3月卒業予定者(調査時高校3年生)計12万人を対象に、3月31日~4月28日にかけて、郵送の形で実施した。有効回答数は5334人(回収率4.4%)。
エリア区分は、関東エリア(東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県、茨城県、栃木県、群馬県の1都6県)、東海エリア(静岡県、愛知県、岐阜県、三重県の4県)、関西エリア(大阪府、京都府、奈良県、和歌山県、兵庫県、滋賀県の2府4県)となっている。
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