2022年11月25日
AIを活用した評価ツール「Ai GROW」、香川・大手前高松中高校が導入
Institution for a Global Society(IGS)は24日、「見えない学力」(思考力・表現力・判断力など)をAIを活用して客観的に可視化する、同社の評価ツール「Ai GROW」(アイ・グロー)が、香川県で初めて大手前高松中学・高校に有償導入されたと発表した。
「Ai GROW」は、知識を問う従来のテストでは評価が難しい「資質・能力」を、潜在的な性格を測る心理学の手法や、AIを活用した公正な相互評価などを通して、25種類もの「見えない学力」を可視化する評価ツール。2019年4月にリリースされ、国内外250校以上(38都道府県)の小中高校に導入されている。
年に何回受検しても料金が変わらず、能力を定期的に測定でき、測定した能力のデータを活用して、「どのような教育活動が、どのような能力育成に貢献したのか」を効果検証できる。例えば、文化祭の前後に「Ai GROW」を受検することで、生徒が文化祭を通して具体的にどのような能力を伸ばしたのかを可視化できる。
同校は、これまでも「見えない学力」と呼ばれる、思考力・表現力・判断力などの能力の育成に力を入れており、様々な教育活動を展開。また、自己評価を中心としたテストで「見えない学力」の評価を行ってきた。
今回、「相互評価」を行う「Ai GROW」と掛け合わせることで、教育効果の可視化・検証の質の向上を目指すほか、各生徒の能力育成や強みが可視化されることで、教員が客観的なエビデンスの元、指導要録や調査書を書くことができるようになる。
将来的には、これらの教育データを、模試や定期テスト、入試結果と掛け合わせて分析することで、どのような教育活動が生徒の成長に寄与するかの科学的分析に応用することも視野に入れている。同校では、高校2年生が11月30日に、「Ai GROW」を受検する予定。
関連URL
最新ニュース
- 「仕事とAI」、約3割が「自分の仕事が代替される可能性がある」と実感= NEXER 調べ=(2025年12月25日)
- ガクシー、高校生・大学生・保護者を対象に「学びとお金の調査2025」実施(2025年12月25日)
- 英語学習者の8割が挫折と悩みを繰り返す”学習ゾンビ化” =レアジョブ調べ=(2025年12月25日)
- 小中高校生の日常生活に関する調査2025、お年玉・楽しい時間など=学研ホールディングス調べ=(2025年12月25日)
- 11カ国調査で見えた親の「子ども観」が「将来への期待」に与える影響=スプリックス教育財団調べ=(2025年12月25日)
- BREXA Technology、運送業向けeラーニングシステム「Logi Learn」提供開始(2025年12月25日)
- システム ディ、校務支援クラウドサービス「School Engine Web出願システム」山形県教育局が導入(2025年12月25日)
- 鳥羽商船高専、商船学科学生が「クラウド型船員労務管理」を体験(2025年12月25日)
- SAMURAI、埼玉県立蕨高校で「生成AI活用した探究学習」の授業を実施(2025年12月25日)
- 岡山大学、教員免許・保育士資格希望者へ「こども性暴力防止法」施行に伴う留意事項(2025年12月25日)











