2023年7月4日
常勤保育士の6割以上が「週4日制」を希望=「子ねくとラボ」調べ=
明日香は3日、同社の保育研究プロジェクト「子ねくとラボ」が、全国の常勤保育士102人を対象に実施した、「週4日制に関する意識調査」の結果をまとめ発表した。
それによると、「週4日制がある園とない園では、どちらで働きたいと思うか」と質問したところ、「週4日制がある園」が47.1%、「どちらかというと週4日制がある園」が15.7%となり、常勤保育士の6割以上が「週4日制」を希望していることが分かった。
「週4日制がある園で働きたいと思う理由」を聞いたところ、「休みがきちんと確保できる」70.3%、「ライフステージに合わせた働き方を選べる」56.2%、「メリハリをつけて働ける」34.4%、「書類業務を勤務時間内で行える」26.6%、「子どものお迎えが遅い保護者との接点ができる」21.9%などだった。
このほか、「プライベートが充実できる」や「週5だと体力的にもきつい」など37の自由回答も寄せられた。
また、「週4日制の働き方の懸念点」を尋ねたところ、最も多かったのは「給料が少なくなる」66.7%で、以下、「担任が不在となる日が増えることで、子どもたちが不安になる」50.0%、「1日の勤務時間が増えても、結局残業は無くならない」50.0%、「職員や保護者との連絡ミスが増える」44.4%、「1日あたりの労働時間が増加する」38.9%、「周りに気を遣って週4日制ができない」38.9%などが続いた。
このほか、「週4勤務は魅力的だが今以上に給料を減らされると生活が困る」や「担当制の保育をしていると連携や子どもたちとの関わりが難しい」など12の自由回答も寄せられた。
「どのような条件があれば週4日制の働き方をしたいと思うか」との質問には、「給与が少なくならない(現状維持)」79.4%、「週4日勤務変更による追加の残業がない」56.9%、「休みを取る曜日を選ぶことができる」51.0%、「連続で3日間の休みを取ることができる」31.4%、「キャリアアップに支障がない」24.5%などと回答。
このほか、「好きな時間に出勤出来る」や「休みたい日に休める」など55の自由回答も寄せられた。
「週4日制の働き方に期待すること」を聞いたところ、最も多かったのは「疲労やストレスの解消ができる」62.7%で、以下、「自分の時間が取れるようになる」61.8%、「気持ちに余裕が生まれる」54.9%、「仕事へのモチベーションが上がる」48.0%、「子育てや介護と両立しやすくキャリアの中断を防げる」32.4%などが続いた。
また、「もし今、週4日制を使えるとしたら、どのようなことに休みの時間を使いたいか」を聞いたところ、「自分の趣味に時間を使う」70.6%、「何もしない日を作る」57.8%、「家族とゆっくり会話をする」54.9%、「勉強や運動などの自己投資をする」26.5%といった回答が寄せられた。
この調査は、全国の常勤保育士を対象に、6月9日〜10日にかけてインターネットで実施した。有効回答数は102人。
関連URL
最新ニュース
- Polimill、天理市で省庁・自治体向けサポートAI「QommonsAI」の導入サポート研修実施(2025年2月21日)
- コドモン、山形県長井市の児童センター5施設にICTサービス「CoDMON」導入(2025年2月21日)
- コドモン、長野県須坂市の公立保育所10施設にICTサービス「CoDMON」導入(2025年2月21日)
- ゲシピ、小学生の保護者限定セミナー「子どもの英語上達は体験が全て」開催(2025年2月21日)
- 小中学生ともに5教科で好きな教科は「社会」、苦手な教科は「算数・数学」=ニフティ調べ=(2025年2月21日)
- 教育格差があると考える人は約7割 =イー・ラーニング研究所調べ=(2025年2月21日)
- 身近に通信制高校に通う人がいる10代は半数以上 =クリスク調べ=(2025年2月21日)
- 総合型選抜で一般入試を上回る成果を実感した学生が7割以上 =ブルーアカデミー調べ=(2025年2月21日)
- 8割の学生が「キャリアは自身で選択したい」と回答 =学情調べ=(2025年2月21日)
- 芝浦工業大学主催「高校化学グランドコンテスト」派遣チームが国際大会で第1位、第3位に入賞(2025年2月21日)