2023年7月13日
PKSHA、13大学と提携して対話型AI活用した「デジタルキャンパス コンソーシアム」を開始
PKSHA TechnologyグループのPKSHA Workplace(PKSHA)は12日、大学での生成AIやデジタル技術の活用を目的にした「デジタルキャンパス コンソーシアム」を6月に開始したのに伴い、13大学との業務提携のもと「FAQ」共通化の取組みなどに着手すると発表した。
「FAQ」とは、よくある質問と回答(Frequently Asked Questions)の略。同社は今回、多様なAI SaaSプロダクトとLLM(ChatGPTを含む大規模言語モデルの略称)の実装をはじめとしたソリューションの活用や、各大学との研究・ノウハウの共有で、アフターコロナの大学DXを加速して、デジタルキャンパスの実現を目指す。
同コンソーシアムのひとつの取組みとして、13大学と業務提携を結び、生成AIや自然言語処理技術を活用して、学生の困り事やニーズであるFAQデータの共通化を行い各大学が活用できる共通基盤(大学FAQプラットフォーム)をリリースする。
これにより、1人の学生が経験した困りごとが知見として各大学にも共有され他の学生の困りごとを解決したり、複数の大学で共創することで強固な知見の基盤を築けるようになる。
大学の運用面では、AI対応窓口の導入コストを50%削減するほか、他部門への展開が容易なことから問合せの対応範囲とユーザー数を広げることができ、それにより一部ではLLMの活用もしながら加速度的な対応精度向上が見込めるといったメリットもある。
その精度向上により、学生の利便性と利用率が向上し、より多くの学生の声を大学生活に還元できるという好循環が生まれる仕組みになっている。また、自然言語処理技術で集約・分類・構造化をすることで、個人情報保護の観点も配慮し各大学が安心して導入できる。
また、同コンソーシアムでは、大学生活の様々な段階でのコミュニケーションを起点にして、知見の共有に留まらず、対話型AIを活用した先端ソリューションの探索、プロダクトの展開を通じて、コミュニケーションを中心に大学DXを加速していく。
なお、今回業務提携を締結した大学は、岩手大学、金沢星稜大学、九州産業大学、京都橘大学、静岡大学(情報基盤センター)、城西国際大学、西南学院大学、千葉大学、東京理科大学、同志社大学、文京学院大学、立教大学、APU(立命館アジア太平洋大学)の計13校。
関連URL
最新ニュース
- iTeachers TV Vol.436 千葉県立市川工業高校 片岡伸一 先生(後編)を公開(2024年12月11日)
- 山梨県、2025年度から25人学級を小学校5年生に拡大、26年度には全学年に導入(2024年12月11日)
- GUGA、大阪府と「求職者等へのDX(IT)に関するスキル等の習得を通じた持続可能な就職支援モデルに関する協定」を締結(2024年12月11日)
- 指導要録の「行動の記録」、教職員の96%が「明快な評価ができていない」と回答 =School Voice Project調べ=(2024年12月11日)
- 仕事をしている母親の子どもの方が希望の中学校に合格している =ひまわり教育研究センター調べ=(2024年12月11日)
- LINEヤフー、「Yahoo!検索」で検索結果面に小学校で習う漢字の書き順動画を掲出(2024年12月11日)
- カラダノート、「ママ・パパが選ぶ今年の漢字ランキング」を発表(2024年12月11日)
- 大学就学を支援する返済不要の給付型奨学金「金子・森育英奨学基金」 総額260万円への増額(2024年12月11日)
- ノーコード総合研究所、大阪府立吹田東高校で「ノーコード開発研修」を実施(2024年12月11日)
- Musio ESAT-J通信教育、世田谷区立太子堂中学校と実証実験を実施(2024年12月11日)