2023年10月20日
リブリー×十文字中高、生徒の自律学習を支援する取り組みの効果を検証
リブリーは19日、十文字中学・高等学校(東京・豊島区)と共に、同校生徒の自律学習を支援する取り組みの効果を検証し、「自己調整学習能力の高まり」を確認したと発表した。
両者は、同社のデジタル教材プラットフォーム「Libry」を活用した数学個別最適学習プログラム「J-PALM」を共同設計して、2022年4月から生徒の自律学習を支援。今回、その効果検証の成果として、「学習を自己調整する能力」の高まりを確認した。
「J-PALM」は、数学の授業で導入している独自の個別最適学習プログラムで、数学の得手不得手にかかわらず、生徒自身で目標を設定して、Libryなどを活用して自由進度で学習を進めていく。
Libryから得られる日常的な学習記録をもとに作成したリフレクションシートを定期試験2週間前と定期試験後に提示することで学習状況を自覚させ、行動変容を促す。生徒自身が目標設定から実行、計画の修正、振り返りまでを繰り返し行うことで、自己調整学習能力を醸成する。
今回、同校が2022年度の同中学入学者(196人)を対象に実施したアンケートでは、「J-PALMで数学の力がついていると思うか?」との設問に、4段階のうち、「とても思う」「思う」と回答した生徒の割合が、2022年5月は 81.7%だったが、段階的に大きくなり、2023年7月には 89.3%に向上。生徒が取り組みを行う中で、徐々に効果を実感できていることが読み取れた。
また、自己調整学習能力に関しては、2023年7月に実施したアンケート調査から、J-PALMで自分で計画を立てて振り返りながら学習することで、多くの生徒が自ら調整しながら学習に取り組めていることが分かった。
具体的には、「自分が何を分かっていないか、意識しながら勉強しているか?」との質問に、83.7%が「とても意識している」「意識している」と回答。「重要なところはどこなのかを考えながら勉強しているか?」には、82.6%が「とても考えている」「考えている」と回答。また、「学習計画がうまくいかないとき、計画の見直しを行っているか?」には、51.2%が「必ず行う」「ときどき行う」と回答した。
Libryは、19社のデジタル教材をプラットフォームで提供し、現在、全国の中学・高校を中心に600校以上が導入。デジタル教材とAIドリルの特性を併せ持ち、1つの端末で複数の教材や問題集を管理することができるほか、学習履歴に基づいた「類似問題」機能などで、生徒一人ひとりの学習状況や理解度に合わせた個別最適化学習を実現する。
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